真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

The Help

2012年05月06日 | Weblog
連休中に観たいと思っていたヘルプ(The HELP)という映画を観に行った。これはどちらかと言うと地味な映画なのだが、ゴールデングローブ賞をはじめ数々の映画賞、、アカデミー賞最有力作品としても大きな注目を集めた映画だ。

1960年代のアメリカ南部を舞台にした映画で、旧き良き時代のアメリカの生活を観ることが出来る。ひとりの白人女性によって綴られた真実のスト-リーで、“ヘルプ”と呼ばれる黒人メイドたちの“心の声”を一冊の本にして出版する迄の映画なのだ。

映画の内容は、作家志望の白人スキーターは南部の上流階級に生まれ、黒人メイドの存在が当たり前の地域社会で育ってきた。しかし、大学から戻った時、白人社会の中で黒人メイドたちが置かれている立場が、当たり前には思えなくなり、黒人メイドたちにインタビューをして本に纏めようとする。しかし、身近なメイドたちにインタビューをしようと試みるが、真実を語ることは、黒人メイドにとって南部の地域社会で生きる場所を失うことだった。

人種差別がまだ根強くあった60年代のアメリカ社会が良く分かる映画だ。CGを使わず丁寧に撮った派手ではないけれど真実に基づいた社会派の映画は観るものを感動させる。アメリカの歴史を知ることが出来る、お薦めの映画だ。

連休は今一つお天気がぱっとしないのだけれど、5月5日の子どもの日はあっぱれな5月晴れだった。日本は少子化が悩ましい問題ではあるし、日本の将来を憂いて子どもを産む気になれない人たちが増えていることも否めない。

せめてお天気くらいが子どもたちをお祝いしてくれているようでとても気持ちの良い晴れだった。いや、むしろ5月5日としては暑すぎるくらいのお天気だったように思う。もう2週間もすると暑くてたまらない日がくるんだろうね。連休も今日で終わりだ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする