真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

1歳未満の人口構成

2012年05月28日 | Weblog
アメリカの1歳未満の人口構成は、ついに白人以外のマイノリティーが50%を超えたと言うニュースを観た。アメリカでのマジョリティーはヒスパニックを覗く白人を言うのだが、1歳未満の人口は2011年7月1日時点で198万人だったそうだ。

今年、国政調査局が推計値を公表したところによると、一才未満の人口は全体で400万人だった。マイノリティーではヒスパニックの約105万人が最多だった。ついで黒人約75万人、アジア系が約328万人だった。

単に1歳未満の人口だけを観れば、半数超えかと思えるが、実は、平均年齢を観るとそうも言ってはいられない。ヒスパニック系に平均年齢は、27.6歳、黒人のそれは30.9歳、アジア系は33.2歳、他方白人は42.3歳だ。

この数値からすると、ヒスパニック系はとても若いので、今後生まれる子どもが増えることは間違いない。つまり、今後もマイノリティーが多数になるということだ。

アメリカの人口構成は一人平均2.3人以上の出生率を維持しているので、理想的な年齢構成になっていると言われているが、その実、白人の数は減る一方で、マイノリティーの数が増え続けているのだ。

新たなアメリカの悩みではあるに違いないが、人種の多様化がアメリカの強さでもある。それに引き換え、日本の1歳人口は減る一方だ。若い人たちの仕事が安定しないことも、結婚しない、子どもを産まない一因になっていることは明白なのだ。

政府は子どもを生んで欲しいと願っているようだけれど、子どもを産みたいと思わせる政策が無いし、子どもを産んでも希望が見えないから子どもを持たない、生まない人たちが増えるのだと思う。





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