真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

仕送り激減でも

2012年05月08日 | Weblog
下宿生の父親の年収が減っているため、仕送り額も激減しているのだそうだ。しかし、今時の学生は仕送り激減」でも「暮らしは楽」だと思っているらしい。学生は金がないのが当たり前って言うけれど、今はそんなことは無いように思う。小遣い稼ぎ位はアルバイトで稼げるからだ。

全国大学生活協同組合連合会が2011年10月に行った「第47回学生の消費生活に関する実態調査」によれば、アルバイト代や仕送り、奨学金などを含む下宿生の「収入」は4年連続で減り続けており、1カ月平均11万8900円と1990年以降最低の金額になったという。

仕送り額が最も多かった1996年に比べると3万2460円のマイナスで、約3割も減少したことになる。その理由はやはり親の収入減だ。
年収1000万円以上の親の数が年々減るにつれ、下宿生の仕送り額も減っていると言うのだ。

当然ながら入ってくるお金が少ないなら、節約するかアルバイトをするしかない。しかしアルバイトの賃金も月2万1540円と、前年より360円のマイナスになっている。となると、食費も減り、今年は2万2590円と1963年の調査開始以来、最低金額を記録し、これは36年前の1976年の1カ月の食費2万2970円を下回る金額だ。

しかしである。意外にも当の大学生たちの暮らし向きに関する意識を見てみると、「自分は楽なほう」だと思う割合が前年の40.1%から43.8%に増加している。確かにデフレで物価の低下などの理由が考えられるが、理由の一つとして、がんばっている親の姿を見ているからだそうだ。

というのは、今の親子関係は絆が強く大学受験も親子の共同作業だし、志望校や学部選びも親が関与するのが一般的だからだ。家計の苦しさを知っている子は親に感謝し現状に満足しているのかもしれないと分析している。

授業でも親孝行したい、親に恩返ししたいという学生が増えてきたように思う。あ~~それに引き換え、そんなことをつゆとも思わなかった私は親不孝ものだったのかな。

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