真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

それが問題だ

2010年01月23日 | Weblog
「収入」と「やりがい」どっちが大事?というアンケート記事を読んだ。あふれるほどのやりがいと収入を得られる仕事に就ける人はわずかだ。社会人になれば、一度はこの問題に直面するだろうと思う。

生活第一で、やりがいなど二の次だと言う人も居るし、今の若者のように、多くは望まないので、食べて行ける収入が有れば良いと考えている人たちも多いのだ。やりがいと収入はなかなか結びつかないのも正直なところだと思う。

学生の中には、どうしても○○になりたいというのがいる。どうみてもそれでは食べていけないし、暮していけないと思うのだが、若いと言うことはそんなことなど気にしていない。だから、ある意味それは若いものの特権でもあるように思う。

リクルート研究所の豊田氏も「40代以上の世代とそれ以下の世代では「やりがい」そのものの質が違うことを考慮すべきだ」と指摘しているのだが、それは当然のことで、自分を取り巻く環境によってやりがいも大きく異なるということだ。

アンケート結果では「収入」と「やりがい」のどちらを重視するかの問いにはほぼ半々にわかれた。今は日本経済が発展し、生活が豊かになったことは確かで、だからこそ「なんのために働くのか?」なんてことを考えるようにもなったのだ。

翻って、若者を取り巻く経済状況は最悪なんだけど、それでも収入だけの為に働く人は少なく、やりがいがないと長続きしないと思う人も多い。でもやりがいとはなかなか難しい問題である。

学生に企業選びの助言をするなら何を重視?という質問にやりがいと答えた人が第一位だったのだが、学生にやりがいで企業を選べと言っても、何処に配属されるのかも分からない日本の就職活動では、少し無責任だと思うのだ。やりがいは就職してから、配属後の職場や仕事の中に見いだすものだとしか学生にアドバイス出来ない。





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