学校以外の教育費激減

不況の波で、学校以外の教育費、塾やけいこ事などを減らしていることが文部科学省の調査でわかった。各家庭が2008年度の１年間で学校以外の教育にかけた費用は、2006年度の調査よりも大幅に減った結果となった。

不況の影響が教育費に現れたのだが、学校外活動費の中身を、塾や家庭教師、参考書大などの勉強関連だけに絞ってみると、高校の場合、私立で31.4%の減となっていた。私立は授業料が高いので、それ以外での支出を押さえていると観られる。また、ピアノやバレエなどのお稽古ごとの支出も減っていた。

塾などの教育費を押さえるなら、当然のこととしてお稽古ごとへの支出は削られる。子どもを教育し大学迄出すのに、大体１人２千万円かかると言われている今の日本では、子どもを持つこと自体がもっとも贅沢なことなのだと言った友人がいるのだが、確かに２千万は金額が大きい。

だからか、今年首都圏の中学入試に少し異変が起きているらしい。不況の影響がここにも表れ、出願校数も絞り込む傾向にあり、中堅校では、試験日によっては前年の半分以下の学校も出ている。デフレと先行き不安で、親は通わせる価値がある学校かどうかシビアに選んでいるのだそうだ。

幼稚園から高校迄を総て私立に通わせると1663万円で、総て公立の場合は 551万円なのだそうだ。私立は公立の３倍になっている。小・中・高と公立、幼稚園・大学・大学院は私立に行った。あっ、浪人したので予備校にも行っていた。一体いくら教育費がかかっているんだろう。