親父の自宅は「猫の額の工場」真向の3階建て
約30年前になろうか?当時「今から家を造る時は3階建てだぁ~」と冗談言ってた
その冗談があれや!あれや!と何も考えず建ててしまった
建てたのは建設業の方ですけど・・・・・(笑い)
建物の設計図など一切見ることなく「おまかせ」の言葉で発注したのを覚えている
ど~せ 建物構造計算など出来る訳ない親父
打ち合わせでは間取りの事だけ・・・・・・・他はお任せした
今になって「耐震構造は! 使い勝手が悪い!」と嫁に言われる
曲がり階段が3階まで続く その階段は半間幅しかない
大きい荷物の上げ下げが大変である・・・・親父考える・・・・
じゃあ 外(車庫)からダイレクトに荷物を上下げ出来る「エレベーター」を造ろうではないか!
幸いにも我が家鉄骨であるので製作可能かも!と天井裏などの構造を見る
「ここに これを入れ、 あそこに 00を補強して」と暗い天井裏で電燈照らし
「独り言」を言いながらスケッチ図面を引き 事務所に戻り「エレベーター」作成図面を引く
なぜか3階建ての総高さ10mあるので1階と2階のタッパーが高い
吊り上げるのに「1トン吊 吊り上げ長6mの100Vの電動チェーンブロック」を設定
籠(エレヴェーター)は当然建物におさまる寸法を決めた
一生 このままになる・・・真剣に考え高さ2mx横1mx奥行1.5m(外寸)の大きさに決定
角パイプも肉厚を使い 全ての材料をランクアップにする
全ての設計終わり親父の持っている機械、溶接機を使い2日間溶接他作業する
さぁ~エレベーターが上下移動する「本格的なエレベーター」の空間造りだ!
ミリ単位の設計図を書く・・・・・当然親父の仕事
設計図を持ち知り合いの大工さん宅へ 年は65歳ぐらい?
図面見て 「おらだ、ミリ単位の仕事などすね!」「おらだ、0寸0分の世界だずぅ~」
「しぇ~がら してけろ!俺監督すっからよぉ!」のやり取りで仕事を請けてもらう
エレベーター上下する時 籠ふら付いてはダメなので籠のコーナーにガイドを設ける
ベアリング(フランジ製作)8ヶx上下2箇所=16個でぶれ止め完璧設計
大工さん ミリ単位の仕事をしてくれた・・・・・良かった よかったぁ~
昇降のストップ制御にスイッチなど取り付けるのは親父の仕事・・・これまた 良かった
外壁を張る為にトタン屋さんを呼び骨組み出来た時点でサッシ屋さんに現合扉依頼
内装は内装屋に・・・・・色々の分野の方々の協力の元の完成した
・・・・・楽だったぁ~ 2階のいらないタンス、古くなった畳他を下ろすのに使った
「あと降ろす物ないか!ないか!」で気づいた時は部屋中おおよそ降ろしていた
どうせなら 親父年とった時の為 バリアフリーの部屋に直そう・・・・予定変更
再度 大工さんにお願いし敷居等を取り外し畳の部屋をフロワーに変更する
・・・反省として1箇所何処かをいじると次から次へと改造したくなり予算オーバー
エレベーターは親父造ったので材料費のみ (追記 外から2階の部屋まで)
・・・・・長寿社会になりました バリアフリーの部屋いいですよぉ~・・・・・・