ゴムクロ修理日記  ゴムクローラー修理・販売(有)キムラセイコー       0237(86)7377

修理依頼を受けた作業行程・結果などを依頼者並び訪問者に見て頂くための親爺の気まぐれブログ
たまには修理以外の出来事も

SH135用芯金処理

2009年09月03日 | クローラー修理販売関連

  脱落した芯金は 深い錆が入っている

  修理するには 錆取らなければならない

  コンバイン等の芯金などは形状が単純な為 手作業する

  但し 5個ぐらいまでは許される

  それ以上になると 親父いやになってくる

  建機の芯金は 複雑な形状をしている

  グラインダー、ワイヤーブラシを使い錆を取る

  でも 錆取れない部分が出てくる

  その部分はリューターを使い隅々の錆を取る

  幸いにも 近くに鋳物工場があり 楽させて頂いてる

  その工場に持ち込み 「ショットブラスト」を掛けてもらう

  隅々まで 金属の玉が行き渡りきれいに錆が取れる(写真)

  ・・・・・00鋳造所さん  これからもよろしくおねがいしま~す・・・・・

 

  ショットブラストされた芯金は新品のようになる

  ブラストされた芯金をシンナーで洗浄

  その上に外国製の”地球に優しい”錆止め塗料を刷毛塗り(灰色)

  冬は乾燥遅いので 赤外線ランプを使い強制乾燥する

  この時期は自然乾燥でも乾く・・・・忙しい時は赤外線ランプ

  完全に乾いた面に 再度 ”地球に優しい” 金属ゴムのりを塗る(黒色)

  さらに乾燥させ BS製のゴムのりを塗る・・・・・  「芯金3回の処理」の説明とする

  芯金処理をしていると

  「こんにちわ~ぁ 00商会で~す」

  クローラー2本持ってきた

  駐車場なのだが ”車はどけ”とばかり クローラーに占領され車は隅に追いやられる

  工場内  MST800の2回目の加硫中(夜には 切断箇所繋がっている) 

  ・・・・・熱~い 熱~いお仕置きされている・・・・