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木村草太の力戦憲法

生命と宇宙と万物と憲法に関する問題を考えます。

砂川政教分離訴訟の調査(4)

2011-07-07 15:17:15 | 憲法学 砂川政教分離訴訟調査
メルロ・ポンティが、昔、森の中をあるいていると
木々がはなしかけてきているような気がする、と述べていた。

それを読んでいた時は、そんな馬鹿な、と思ったのだが、
誰と出会うこともなく、北海道の道を歩いているうちに、
彼の言いたいことがわかった。



確かに、草や風がはなしかけてきているような気がするのである。

草や風と会話する貴重な50分の後、私は神社らしきものが見えてきた。

最寄駅より徒歩50分。

私の知人は、北海道に来て、ウニの概念がかわったと言っていたが、
私も、北海道に来て、最寄駅という概念がかわった。


ここが富平神社である。



周囲には畑が広がり、神社の隣地には、
富平小学校の跡地がある。



判決の認定した通りだ。

富平神社は、こじんまりとした
いかにも地元の神社、という感じの神社である。

しかし、確かに神社である。



この神社を宗教施設でないとするのは無理であろう。
単なる地元のレクリエーション施設と看做すのは、
富平神社に失礼というものだ。

このことを確認し、私は、空知太神社に向かうことにした。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (シュシューン)
2011-07-07 20:20:21
最寄駅から徒歩50分とは…
さすが、北海道は規模が違いますね。
私の家の最寄駅から50分も歩いたら3つ先の駅くらいまで行けると思います。

空知太編も楽しみにしております。
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Unknown (ひでくん)
2011-07-07 23:21:23
今日初めてこのブログを知ったのですが、すごく勉強になります。一気にすべての記事を読んでしまいました。特にこのレポートは、『ああ、確かに神社やなあ。』と実感でき、判決に納得できました。
私はロースクールを卒業していますが、先生の授業を受けることのできる学生さんが羨ましいです。
返信する
どうも、ありがとうございました。 (kimkimlr)
2011-07-08 08:48:25
>ひでくんさま
そうなのです。確かに、神社なのです。

ブログの記事、お読み頂き、とてもうれしいです。今後もがんばります。

>シュシューンさま
ひょっとして、シュトシュラーの方でしょうか?

富平神社は、正直、びっくりしました。
バスなどもあまりなくて、あるくしかなく。
(おかげで、貴重な体験ができましたが。)

はい。次回から、空知太編です。
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