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木村草太の力戦憲法

生命と宇宙と万物と憲法に関する問題を考えます。

ご質問について

これまでに、たくさんのご質問、コメントを頂きました。まことにありがとうございます。 最近忙しく、なかなかお返事ができませんが、頂いたコメントは全て目を通しております。みなさまからいただくお便りのおかげで、楽しくブログライフさせて頂いております。これからもよろしくお願い致します。

「タルトケーキ」としての10月の法学部

2011-10-23 15:19:57 | お知らせ
みなさまお久しぶりです。
前回のアップから、研究費の申請書類作成や
講義があったり、研究会があったりで
ばたばたしていました。

このブログをはじめたころは、大学が夏休みだったのですが、
学期中は、やはり忙しいものですね。
10月は、季節がいいこともあって、
週末も、学会や運動会などがあり、ばたばたしていたのですが、
今日は、ひさびさに、ゆっくり家でケーキをつくりました。



・・・。


ところで、私は専門雑誌の論文は
電車の中で読むことが多く、この一週間ほど、
法学セミナー最新号を読んでおりました。

今回は震災特集公法号ということで、
中島・駒村対談や、石川先生の政府論や曽我部先生の情報論が
とても面白かったです。

石川先生は、昔から、ドイツの建設的不信任案制度
(議会が次の首相を指名しない限り、
 内閣府不信任案を可決できないという制度)の
日本への示唆を指摘されてこられたのですが、今回は、
3月以降の政治状況にからめて、この制度を紹介されております。

曽我部先生の風評被害と報道の論文もとても面白かったです。
風評被害の定義というのは、意外と難しいと思っていたのですが、
少なくとも出荷者にとっては安全な製品の不買といった定義は
なるほど、と思いました。

この特集のオオトリをかざりますのが、
「『原子力発電所』としての日本社会」。

まず、これだけタイトルがおかしい・・・。

こんなタイトルつけるやつは、やつしかおるまいと思って、
著者をみたら、やはり、蟻川恒正。

内容も期待を裏切らないものになっております。

ぜひ、みなさまも、本屋さんや図書館の雑誌コーナーに足をお運びください。

また、できれば、法学セミナーを購入し、
感想をハガキで、上村編集長あてにお送りください。
このIT革命の時代に、あえてハガキ、というのが
心を打つのです。