将棋格言で重要なものとして、「一歩千金」というものがあります。
将棋では、一枚一枚の駒がとても重要で、
歩といえども、その価値を軽視してはならない
という言葉です。
さて、ところで、しばしば
「駒のように使われた」とか、
「私は駒にすぎません」とか、
そういう表現がなされるわけですが、
一歩千金という格言から考えれば、
このような表現は、傲慢不遜というものでしょう。
おそらく、将棋における「歩」ほどに重要な人物ですら、
人類の歴史始まって以来何人いたのか、という世界でしょう。
また、「駒にすぎない」の駒が、
桂馬や香車だったら、これは、もう
「俺は宇宙ヒーローだ」という発言に等しいわけです。
まして、自分が飛車や角行だという趣旨でこの発言をしていたら、
それは、よほど自分の足元が見えていない発言だと看做さざるをえまい(怒)。
・・・。
少し盛り上がりすぎました。
ちなみに、前にも話したような気がしますが、
私が一番好きな将棋の駒は「玉将」です。
ぜったいとられたくありません。