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馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

【6】初恋の山最終章 遭難の実情。

2023-07-14 07:19:21 | 日記

[5]エピローグ 初恋の山

最終章。
16歳から始めた山旅も60年過ぎた。
少年時代、過剰過敏な心を癒す。
20代 様々な恋の出会い。
破天荒な破滅型の僕についていけず去った女性。
娑婆でのサラリーマン生活に馴染めず
独立起業
押し寄せる荒波の飛沫に耐えきれず
心砕け山道を彷徨った。
茫漠たる人生川は、河口にやって来た。
既に山仲間も旅立った。
左から3番目 馬鹿も一心
3人は既に黄泉の谷を渡ってしまった。
昭和45年3月 上高地


ある医師の言葉
人生の長い旅路を歩むうちに
人々は様々な困難に直面します。
ある人は過去の辛い経験を生かして乗り越えることが
できるかもしれません。
一方でこれまで順風満帆の人生を送ってきた人は
「克服できない」と諦めてしまいがちです。
しかしどんな場合でも人は
絶望の向こうに希望を見て
再び歩み始めるものです。
どんな苦しいときでも一度立ち止まって
自分に向き合い
「今やるべきこと、やりたいこと、やれること」を考えれば
やがて解決の糸口が見えてくるものです。
これが多くの癌患者から学んだことの一つです。


いつかはやって来る別離。
人生には満足する完結はない。
全てが道半ばだ。
鈍重、愚か、手際が悪く
何事も人より遅く馬鹿にされたが
我慢、耐える事、
屈辱は決して忘れず
必ず見返すこと。
執念で生きてきた。


辛く苦しく、ギリギリ追い詰められても
あの山行を思い浮かべて耐えた。
あの時代、十分な装備食料もなかった
縦走記録は 山岳雑誌
「岳人」に3度掲載された。
ヒマラヤより困難とされる。
人生を生き抜くということは
平地を青信号で横切るのとは違う。
目の前に、悪魔が絶えず機会を窺っている




再掲 高松山は初恋の山再掲 
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/78be933a691348ba06ac2b3682e9cca1




警察が、遭難救助を即行動するかと言えばしません。


様々の状況と念入りな調査します。
救助が決断する前に
警察は 隊員個々への生命保険を
依頼人に要請します。
同意を得て救助に向かいます。
捜索隊が、何もしてくれないと激怒する家族がいます。
大学山岳部は山岳保険に加入しています。
山岳保険に加入した、一番は私が在籍した山岳部でした。
当時の保険会社支店長も知らなった状態です。
冬の穂高で遭難死した部員は
羽田空港で救助するヘリコプターの待機料は
1時間50万。




高松山のんびりハイキング 怪我した女性に遭遇(Ⅱ)
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/894ff045a8cc562b21f82988bc220a15




山岳遭難と救助隊との関係。高松山ハイキング エピローグ。銅箔はコロナ感染防止作用が注目されています、
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/c691a344d6b3442b0b597efb7d9f6ad4


下記は 現在から50年前
北アルプスの岩壁で200m滑落死した同期の経緯。
警察、常駐救助隊もいますが、現場での遺体収容はしません。
北アルプス北尾根滑落死は何故起きたか?

https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/3bc6064a4588ebda94c75e385dd06fb4






保育園からずっと一緒だった。
僕達は、多摩川べりの下町で育った。
18歳、新芽が蕾となり
花びらが開き始めた。
僕たちは、恋の花に惹きつけられる。
彼女の家は 細い路地のどん詰まりにあった。
舗装されていない道路。
朽ちそうな丸太の電信柱に
電灯の黄色が灯る。
僕たちは さよならの挨拶
向き合う。
彼女は、さりげなく左右見回す。
可愛らしい紅色の口紅の顔を上に向ける。
僕は静かに見下ろす。
互いに両腕は後ろ手
一瞬の陶酔
彼女は路地へ消えた。

面影 しまざき由里 1975年リリース