1月6日(金)16時、病室より妻ストレッチャーに乗せられ
地下深い放射線ラルス室へ
全身麻酔による複内照射だ。治療室から流れる音楽を聴きながら
ひたすら待つ。
廊下は小学生の頃は立される、便所に行く所だった。
大人になってからは意識の中に存在しなかった。
老化を経て廊下は待つ所となった。
そして、治療室から白衣の医師、技師、看護士が
急ぎ足で出入りする。
画像らしきケースが次ぎから次へと行き来する。
放射線治療がチームを組んで行っているのを実感する。
治療室に出入りするスタッフは13人いた。
どのように何をしているのか分からない。
別室でトップの医師がレントゲン画像をじっと見詰めていた。
16時53分ラルス室から女性医師二人が出て来た。
放射線防止エプロンを脱いだ。
ラルス室扉が閉じられた。
照射中ランプ点灯、17時20分ランプ消える。
暫くして重い鋼鉄ドアが開き、ストレッチャーに乗った
妻が眠ったまま出て来た。
18時少しずつ意識取り戻すがロレツが回らない。
食事が運ばれる、全て食べた。
19時半医療センターを出る。駒場の森は冷え込んでいる。
21時船橋駅に降り立つ、海老川沿いを歩き
あいつのマンション3階窓に向かって合掌!
あんこうで酒飲んで野菜炒め食べ11時帰宅
娘が風呂から出てきたところだ。
娘は少し元気ない、妻も心配していた。
昨夜 胃が痛いので食事をしなかった。
新しい職場大臣官房秘書課での緊張があるのだろう。
お母さんの事は私と息子でするから心配するなと言う。
0時半就寝。