馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

主の居ないリバーサイドマンション

2010-05-04 11:23:58 | 日記
5月3日(月)11時、谷津病院に入院中の男のマンションに入る。
昨日、渡された鍵で部屋に入る。
寝室にあるご両親の仏壇に手をあわせる。
本来であれば今日3日が退院日だったが
伸びて7日になった。
彼のパジャマを取りに来た。
メールのやり取りが始まった。
最初に彼からのメールで
「冷蔵庫に缶ビールが入っているので
ベランダで水門と河口と水鳥を見ながら
一杯やってくれ」
返信は「了解、後何を持って来る」?
船橋港に流れ込む海老川河口地名にもなった船橋橋の袂
昨年の夏は二人でハゼ釣りをした河口がまん前だ。
ビール飲みながらベランダでマダルコッイメール通信
食道癌で声帯失った彼の唯一の伝達手段
全くのアナログ人間でワープロすら
触ったこと無かったが
添付写真まで付けて送信して来る。
昼自分の自宅に戻る。
午後1時半、谷津干潟をウオーキングしながら
2時10分谷津病院着
2時半彼の学生時代所属していた
合気道部の同期が3人見舞いに来た。
強い抗がん剤を24時間続けて打ったので
体調はしっかりしている。
食欲もなく病院では3度お粥だけだが食べないそうだ。
今後益々痩せていくのだろう。
徐々に薬が効かなくなっていくのか?
4時半辞する。
船橋駅で見舞いに来た3人から
頂き物をする。
「お前だけに負担をかけているとの気持ち」だと言う。
帰り道 鍵を返すの忘れたの明日も谷津病院行かなければならない。