写真花嫁

＜99年の愛～JAPANESE AMERICANS～＞
第1夜「アメリカ」

昨夜の余韻に浸りながら「日系アメリカ人」オンライン歴史資料館「写真花嫁」の記述を確認した。
恥ずかしながら初めて知った言葉だけど、長吉とともの出会いのシーンがとても良かった。
”写真だけで花嫁を選ぶなんて奇妙な文化”でも、かけがいのないパートナーに巡りあうことができる、それは赤い糸とか運命とかいうより、出会う二人の心の持ち方だろう、と私は思う。
迎えに行くときにありのままの姿を見せようとする長吉、自分の意志でアメリカに行くと決心したとも、そうゆう二人の出会いなんだから。
姉の身代わりという設定が効果的だったなぁ。
長吉さん、写真見ながら探しても無理でっせ、ともさん、やっと見つけたのに声かけにくいよねぇ。
「君の名は」より説得力あるすれ違いじゃーありませんか。（笑）
クスクス笑って見てたのが一変、涙の感動シーンになる。
恐る恐る長吉に写真を見せるとも可愛い！でもって、写真とともの顔を見返して確かめる長吉ってば笑える。
花嫁になれなくても自分で生きていけると前向きに話すとも、そのともを見る長吉の表情は、この人となら力を合わせて生きていける、という感情が芽生えたことがはっきりわかった。
長吉の「あんた、名前は？」の言い方が良かった、うん、やっぱ「君の名は」よりいいじゃん。（笑）

とにかく、長吉、とも夫婦がとっても良かった。
だから、キャサリンさんが二人の様子を見て好感持ったところに説得力あるし。
長吉は可愛いやら、カッコいいやら、飄々とした雰囲気もいいし、そして、だんだん貴一さんに似てきて凄いし、剛くんの演技は私には期待以上だった。
ともを抱き寄せるシーン、一郎を抱いて話しかけるシーン、綺麗だったなぁ。
野中さん（右近さん）キャラも好きだし、奥さんたちも良かった。
キャサリンさんの土地を譲ってもらえる話のときの岡田さん（稔侍さん）の背中、ドキドキしながら見てたけど、快く許してくれて安心。でも岡田さんは多分複雑だったと思う、あの背中にそうゆう気持ちを私は感じた。
喜んでる長吉を岡田さんに遠慮してさとすとも、私はここが一番イモトさん上手い！と思った。
第1夜の昔パートはかなり満足。

だけどなぁ、現代編の不自然さはどーにかならんかったかのう。
イチローの試合を見て、しのぶが昔との違いを話して過去シーン流れるところは、いい入り方だ！と思ったんだけど。
ホテルのさちの部屋でのシーン、お嫁さんとの会話がどーにもガックリだった。
現代編なのにあの話し方、いつの時代の嫁さんだよっ、しかも翌日さちの激変、お嫁さん怒られ損じゃんかよ。（笑）
アメリカと日本でそれぞれ苦労しながらも生きてきたしのぶさんとさちが今は幸せ、ってことを表すとか、次世代の子供たちにも語り継ぐべきこと、っていう意図で、ひ孫や孫を出すのは納得できるけど、なんだかなぁ。
過去パートに入る前だけならまだ我慢できたかもだけど、せっかく99年前のシーンになったのに、また途中で現代に戻すなあぁ～。（笑）
過去シーンにかぶせて上条さんの次郎が語るだけだったらまだいいと思ったけど、せっかくの雄大なシーンやカッコいいブランケかつぎ長吉が映ってるシーンで、子供の質問やら変な会話入れるなあぁ～。（笑）
当時の背景をあんなふうに説明的にしなくても、映像だけで表せるでしょうがっ！（苦笑）

そう、そう、剛くんと仲間さんの提供読みが良かった。
2社提供って凄いなぁ、CMもドラマに合わせてか昔を懐かしむ感じになってたし。
トヨタさん、Panasonicさん、ありがとうございます！
ちなみに我が家の車と家電、2社にお世話になっとります。

今日からいよいよ一郎たちが登場、イモトさんは大きくなってピン子さんになる（by剛くん相関図説明）から見られないけど、主要キャストが揃う。
長吉と一郎の違いは予告だけでもわかる、剛くんの二役の演技に心配はしてない。
内容も1夜昔パートの感じだったら期待できると思う、楽しみ！