uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

開けっぴろげ、かつ、こっそりなプレゼント

2008-03-02 11:05:22 | 四方山話

母の誕生日が2月。

一緒に生活するようになって、トータルして13年。実質6年。

共に居ながら、縁の薄さを感じてしまう不思議な親子関係。

それは、母の生い立ちとか、私の生い立ちとか生き方がそうしてしまった。

年に一度は特に気にかける。そのタイミングが誕生月。

毎1月発売のきみまろのCDは発売ごとに購入して渡していた。彼は年配の方のアイドルだ。

母はプチ旅行が大好き。貯蓄しては友人同士でちょくちょく出かける。

旅行が近づくと美容液のサンプルなどを何気に渡す。その、ウキウキしながら準備をする彼女を見ているのが何とも和む。

でも、昨年あたりから、彼女は髪の毛のこしの無さを気にしている感じ。

ヘアセットも何回かしてあげたり、ボリュームに目がいかないようにメイクしてあげたりした。

「今年は旅行かウィッグか、どっちがいい?」

「ウィッグって何?」から始まり・・・。

計画は1月末から始まっていたのに、悪天候や時間やらで、とうとうここまで来てしまった。

やっと購入に付き添った。

デパートの人目につかないところにそのお店はあって、店員さんは服薬の副作用でまだらに脱毛された方用にウィッグを整えていた。

母は、わずかなフィッティング時間中、

旅行に行ったらみんなで見せ合うーとか、みんなのはもっと扱いにくそうだーとか、

他の人と間違わないように名前を書かなきゃだめだーとか、

忘れた人より見つけた人のほうがショックだろうーとか、私と会話しながら大喜び。

良心的なお店の方も「楽しいお母様ですねー」と私に言う。

「はい、とってもわかりやすい人で(^^;;;」(それによる苦労もありまして・・・)

これで、今月の彼女の九州旅行が数倍楽しくなればいい。そう、それでいい。

「娘の私だからできることを」。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿