uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

精神世界の救世主

2011-04-02 21:54:46 | 映画
精神世界の救世主
学校では節電を呼び掛けるポスターが、3日間でたちまち仕上がった。
事の重大性が誰にも響いている。
感性や創造。
人とわかりあうこと、つながること。
…と言いながら、
録画撮りしていたものをチビチビ観る。
「パブリック・エネミーズ」…ジョニー・デップ。
社会の敵っていう意味らしい。
ジョニー・デップがかっこよい。
ああいう恐慌の時代、アウトローは生きて行けたんだろう。
誰もが善人な顔をして、少しずつ悪のしがらみに染まっていた。
偏見や差別や貧困と格差。
そういう時代に戻らないようにしたいなあ。
「フィッシュ・ストーリー」…伊坂幸太郎原作の映画化。
売れないバンドの最後のアルバム。
前衛パンク音楽がいつか人類を救う物語。
風吹けば桶屋が儲かる…同様に、売れない音楽がどうなって人類を救うのか…。
面白い。
斉藤和義が音楽をプロデュースしているのもいい。
うまい。
エンドロールの「SummerDay」が爽やかだった。
「ラブリー・ボーン」…猟奇殺人で亡くなった少女の残留意識。
さ迷う魂。
日本だと、遺体の発見がうやむやになるエンディングは無いだろうなあ。
精神世界を映像にしたかったのがよくわかる。


新たな地で。

2011-04-02 21:44:36 | 日記・エッセイ・コラム
新たな地で。
職場が変わることになって、すっかり気落ち。
美術科の定め。
送別会の度に泣きそうになっては堪える。
号泣の保護者に会っても堪える。
泣いたら次へ行けないのもわかっているから。
次に来る人もしにくくなる。
でも、一人になると、どっと寂しさが膨張して、一気に涙が出てくる。
お手洗いに立っては…、
帰り道の運転中…、
特別教室へ逃げ込んで…、
一人で仕事道具を詰めながら…。
最後の最後に、支えになってくれる人が居て、寄り添ってくれた。
何とか最終日を過ごせた。
退勤前に、同僚が子どもを連れて来てくれた。
大変なタイミングで、その子と遊ぶと癒されてきた。
天使のような子。
サボテンをプレゼントされて、会話してるとまた離れ難くなる。
帰途に着くときも、
その子が車の後を追って来るのがバックミラーに映り込んで、
結局もうぐすぐすの状態になってしまう。
翌日、新職場へ。
過酷なチームの状況に、落ち込んでなどいられない感たっぷり。
自分の役割ってあるんだ。
引き継がれた私の「城」は、前任のその人なりにかなり片付けてくれたらしい。
休日、掃除したら、 ゴミ袋4つ。
すっかり気管が埃にやられてしまった。
これから教育課程とシラバス作り。
元がないので、期日に間に合うように完成するしかない。
専門であっても、とっても大変。
私の後の方々へ、つたなくとも、ちゃんと置いてきてよかった。
未だ会っていない学級の子どもたちに向き合って、
ハートのある付き合いをしていこうと思う。
きっと大丈夫。
愚痴っぽくなったけど…、がんばれ私。