熊野の山あいの紀和にある美しい棚田の広がる場所。
30戸あまりの丸山集落。
急な傾斜地に広がる田は1340枚もあります。
「千枚田でいちばん小さい田です」
札が立っている田には3苗しか植えられていません。
でも立派に一枚の田なのです。
雨上がりの夕暮れ時。誰もいません。
だけど。
写真を撮ろうとしたら。また立て札を見つけました。
「記念写真はあっちの方へ」
「カメラ位置」
「モデルさんはこちら」
し、しんせつすぎる。うぇるかむすぎる。笑
ちゃんとそのお言葉にしたがって、写真を撮っていたら。
地元のおいちゃんおふたり。軽トラに乗って。
のんびり走る軽トラから通り際に「こんにちは」って声をかけてくれます。
初めて訪れた場所で。
遠すぎず近すぎず。
でも。確実な。うぇるかむ。
とうとうと。流れる。水音。
水車をとおり。
そして。
千枚田の一枚一枚を。
うるおして。みたしてゆく。音です。
初めて訪れるのに。
何故だか懐かしく。
いつまでもいつまでも。
佇んでいたい。そんな場所なのでした。
参考サイト
■心の原風景 丸山千枚田 (財)ふるさと紀和公社サイト
読んでいただいてありがとうございます。
全く私的な旅行記で内容も偏っていますが、すこしでもお役に立てたらとても嬉しいです。
実はサンディエゴの旅行記は最後のところで書き立ちどまっているところでした。
ゆりママさんの旅に間に合うかどうかわかりませんが、これを機にもう少し書いてみようかなーなどと思っています。
良いきっかけを下さってありがとうございます。