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北極の氷が解けたら日本で何が起こる

2024-01-18 10:31:11 | 自然
地球温暖化が注目されていますが、私はこういった自然の災害などはやむを得ないものとして受け入れることにしています。

このブログでも何回か書いていますが、私は地球温暖化が炭酸ガスの影響ではないと思っていますが、ここでは北極の氷が解けてくる問題です。

必ずしも馴染みが深いとは言えない北極ですが、国内では新しい北極域研究船の建造計画が進むなど、研究者たちの熱視線が注がれています。北極は地球温暖化の最先端と言えるようです。

地球全体をひとつの熱システムとして見た場合、熱帯域が「エンジン(熱源)」で、北極と南極は「ラジエータ(冷熱源)」に例えることができます。熱帯が受けた熱が極方向に移動して、北極と南極で冷やされます。

そのバランスが保たれることで、現在の地球環境の気候がなり立っています。北極と南極が冷たい理由としては、太陽からの熱のインプットが少ないことです。夏は白夜になりますが、太陽の高度は低く逆に冬は一日中太陽が出てこない「極夜」になり、入って来る太陽の熱はゼロになります。

極地では表面が白い雪氷に覆われているために、入って来る熱を反射してしまいます。ラジエータの役割を効果的に果たすためには、この雪氷の存在が必要不可欠です。北極と南極は同じラジエータでも、その実態は大きく異なります。

北極は真ん中が海(北極海)で、周りに陸地があります。南極は逆に真ん中が陸地で、周りが海という違いが根本的な相違点です。南極は南緯90度から70度ぐらいまで広がる大きな陸地で、そこに降り積もった雪が平均2000メートルの厚さの氷床となっています。

北極は海水が凍って浮かんでいるだけなので、10〜20メートル程度です。例えば氷が1メートル溶けたとしても、南極は何の問題もありませんが、北極では致命的となり海水面が現れると太陽の熱を吸収し、温暖化が加速します。

地球温暖化が進むなかで最も気温上昇が激しいのが北極で、地球平均の約3倍となっています。たとえば太平洋には海面上昇でピンチに陥っている島などがありますが、北極は地球温暖化に伴う激しい変化にさらされています。

このような北極の変化が日本にどのような影響があるかは、まだよく分かっていないようです。2010年代には北極の氷が少ない年は日本は大雪になると言われていましたが、もうこういったことはなさそうです。

今進んでいる北極の観測や気象状況などが明らかにならないと、日本への影響ははっきりしないというのが現状のようです。


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