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能登半島地震、流体上昇で断層に圧力

2024-01-04 10:36:49 | 時事
元日から能登半島で大きな地震が発生し、津波警報まで出て大きな被害が出たようです。

私の長男が石川県に住んでいますので、地震の報道が始まってすぐ電話してみましたが、幸いそれほど被害は出なかったようです。

私は基本的に自然災害についてはあきらめて受け入れるしかないと思っています。日本は災害大国で、今回のような地震や津波を始めとして、台風や大雨による浸水や風害、地滑りやがけ崩れ、あまりありませんが自然発火による山火事と季節を選ばず災害が発生しています。

どんなに科学が進歩しても、人はこういった自然災害を避けたり予測できないと思っています。もう30年も前の話ですが、当時静岡県の近辺に大規模な地震が起こるという予測がされました。そのため静岡県の市町村では大規模な地震の防災訓練が実施されているという話しを聞きました。

ちょうどそのころ(予測が出て9年目ぐらい)に静岡県の清水市にある研究所に出向になりました。そこで市が主催の防災訓練に参加したのですが、ほとんど市民がいませんでした。たぶん毎年防災訓練をしても、8年9年と全く地震が来ないと皆の意欲も落ちてきてしまうようです。それから30年以上たちますが、騒がれた大地震は未だに発生していません。

さて1日に発生した石川・能登半島地震は、震源域周辺の断層に地下から上昇する水などの流体で隙間を膨張させる力が加わり、発生が誘発された可能性が指摘されています。

もともと能登半島の日本海沿岸部一帯には複数の活断層があり、そこに継続してかかる力に加えこの流体の上昇圧力が連動して大地震になったと推定されます。

専門家によると、能登半島の地下にはマントルなど地下深くから上昇してきたとみられる流体により、断層の隙間を膨張させるような力が数年間にわたり加わっていました。

今回の震源が存在する地下16キロ程度の浅い場所まで上昇しており、隙間を移動した水が断層の固着を弱くするなどして、現地で3年以上継続する群発地震を誘発したとみられるようです。

日本列島には周辺のプレートの運動により、東西方向または南北方向などに押し合う力が働いています。2011年に起きた東日本大震災の地震も、押し合う力の影響で発生しました。

今回の能登半島地震は、北西方向と南東方向から押し合う力によって、断層面がずれ動いて発生した逆断層型と言えるようです。

私が住んでいるところも、大きな地震や富士山の噴火まで予測されていますが、何とか私が生きているうちには起きないように願っています。


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