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厚生労働省が飲酒ガイドラインを発表

2024-03-06 10:32:10 | 時事
私はほぼ毎日、夕食時にかみさんとビールのロング缶を半分ずつ、風呂から出てきたときにウイスキーまたは梅酒を寝酒として飲んでいます。

最近厚生労働省から「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(飲酒ガイドライン)が発表されました。このガイドラインでは、アルコールの体への影響は年齢や性別、体質、体調などによっても変化することを前提として解説しています。

過度な飲酒は疾病のリスクを上げること、行動面で運動機能や集中力の低下、怪我、他人とのトラブルなどのリスクがあるとしています。

また高血圧や男性の食道ガン、女性の出血性脳卒中などの場合は、少量であっても飲酒自体が発症リスクを上げてしまう事、大腸ガンの場合は1日当たり20グラム程度以上の純アルコール量の飲酒を続けると、発症の可能性が上がるなどの結果を示した研究があるとしています。

ガイドラインでは、生活習慣病のリスクを高める量(1日当たり男性40グラム以上、女性20グラム以上)を飲酒している者の割合を男性13.0%、女性6.4%まで減少させることを重点目標にしています。

つまり過度な飲酒をしている人の割合を減らすことを目標としています。この目安量としては、ビールロング缶20g、ワイン小グラス2杯21g、日本酒1合弱19g、焼酎100ml20g、ウイスキーダブル21gとなっています。

まあ飲み会などでは簡単に超えてしまう量ですが、あくまで1日当たりですので、それほど過度な飲酒にはならないような気がします。アルコール摂取量は酒が強いか否かといった体質に大きく影響されますので、酒が弱い人もこの量を飲んでも大丈夫という訳ではないようです。

また1回の飲酒で60グラム以上の純アルコールを摂取すると、急性アルコール中毒のリスクが上がるとされています。アルコールの吸収は胃で約25%、残りのほとんどが小腸で吸収されます。またその吸収速度は、胃よりも小腸の方が速いとされています。

食べ物と一緒にアルコールを摂取した場合やアルコール濃度が低い場合は、その分吸収する速度が遅くなるとされています。

血中のアルコール濃度の急上昇を避けて適度に酒を楽しむためには、アルコールの吸収速度を下げるために酒を食事と一緒に楽しんだり、水を一緒に飲むことで胃の中のアルコール濃度を下げたり、脱水によって血中濃度が上がるのを避けるといった工夫をすることが良いようです。

アルコールのほとんどは、肝臓で分解されて無毒化されます。この時ビタミンB群、特にビタミンB1が消費されることが知られています。またアルコールの利尿作用によってカリウムも失われやすくなります。

この程度のことを知っておけば、過度な飲酒は避けられるのかもしれません。


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