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東京都知事選挙の結果が出ました

2024-07-09 10:35:41 | 時事
4年に1度の東京都知事選挙が終わり、現職の小池氏が当選しました。

私はこういった選挙が好きで、HNKの都知事選関連ニュースをずっと見ていました。開票速報が始まったとたんに、小池氏の当選確実が発表され若干おもしろさは削がれましたが、まあ予想通りという事かもしれません。

今回の都知事選で不思議なことが、56人もの立候補者が出たことです。立候補するためには供託金などそれなりに金がかかるはずですが、どんなメリットがあるのでしょうか。

いわゆる泡沫候補なりに何らかの利点があり、これほどの立候補者になったのでしょうがこの理由は是非知りたいところです。また立憲民主党の参議院議員である蓮舫氏が立候補したことで、選挙の面白さが上がってきました。

現在は自民党の政治と金の問題が決着しておらず、反自民票が流れることが予想されます。蓮舫氏は知名度も高く、反自民の受け皿や小池都政への批判票が行く可能性が高く、女性対決として都民が(私は都民ではないのですが)どのような裁定を下すのか非常に興味がありました。

実はこれを書いている時点でまだ確定投票数が分かりませんので、あくまでも出口調査からの推定のままですが、予想外の前安芸高田市長の石丸氏が善戦しました。選挙期間中この石丸氏は、全く目立つ存在ではありませんでした。

マスコミも小池-蓮舫の一騎打ち的な報道が多かったような気がします。今回選挙戦を大きく動かしたのは5割近くになる無党派層といわれています。この無党派層の支持を集めたのが石丸氏で、SNSを駆使した独自の選挙戦を展開したようです。

一説によるとボランティアも登録が5000人を超え、石丸氏にとっても想定外の盛り上がりを見せたとしています。結果として石丸氏は無党派層の4割の支持を得、年代別で見ると30代以下では小池氏を上回りました。

一方なぜ蓮舫氏は伸びなかったのでしょうか。小池氏も蓮舫氏も無党派となっていましたが、明らかに与党の自民党と公明党は小池氏であり、野党候補が蓮舫氏となっていました。

私は共産党嫌いですのでそう感じるのかもしれませんが、どの党の支持者の中にも共産党嫌いはいそうな気がします。今回は共産党が全面的に蓮舫氏を応援したことで、野党からも支持を失ったような気がします。

実際に反自民党の勢力はかなりあると思われますが、その票が石丸氏に行ってしまったのではないでしょうか。この辺りは立憲民主党だけでなく、野党は十分に検証すべきことのような気がします。

結局今回の都知事選は、小池氏の3選で終わりましたが、蓮舫氏が苦戦し石丸氏が善戦したという事は、今後の衆議院選などの闘い方に大きな影響があるような気がします。


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