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なぜ「結婚」は変わらず未婚率は増加傾向

2024-05-28 10:36:57 | 時事
少子化問題が取りあげられ色々対策が行われているようですが、全く効果が出ていないような気がします。

私の息子たちが行っていた小学校も、クラス数が大幅に減少しているようです。やはり未婚率が増加していることに対しての対策が必要な気がしますが、この方向は全く手が付けられていないようです。

現代の若者の中には、結婚する意義が理解できないという意見が増加しています。「結婚」に否定的なイメージや反発があるわけでもありません。母親はキャリウーマンで、男は仕事女は家事という家庭に育ったわけでもありません。

たとえ対等な夫婦関係であっても法律に縛られる意味が分からず、既婚女性を見ても結婚がそこまでいいものには思えないといったといった意見が増えているようです。結婚のチャンスがなかったわけでもなく、あえて「独身を選んだ」つもりもありません。

就職氷河期を経験したことで、「結婚なんてとても」という思い込みが尾を引いているのかもしれません。近年日本における未婚率は高まる傾向にあり、ある統計によると2020年の50歳時未婚率は男性28.25%、女性17.81%となっています。

一方で2022年の内閣府の調査によると、結婚して姓を変えるのは女性が圧倒的に多く全体の95%を占めています。積極的に結婚したいと思わない理由として、名字・姓が変わるのが嫌で面倒だからを選んだ独身女性の割合は、20代から30代で25.6%、40代から60代で35.3%を占めていました。

世界で唯一、結婚した夫婦は「どちらかの姓」を名乗ることが義務付けられている日本です。婚姻時に夫婦が同姓か別姓かを選べる「選択的夫婦別姓」の導入を求める声も強いのですが、遅々として進んでいません。

どうもこの制度のどこが問題なのかよくわかりませんが、政治家や昭和オヤジ世代にはびこる固定観念が一因のような気がします。この選択的夫婦別姓や同性婚に反発する保守派のこだわりは、「家制度の維持」だけのような気がしています。

女性は男性の「家」に入って姓を変えるべきとか、こういった考えがまだ残っているのが不思議な気がします。実際は日本では婚姻数が着実に減り、離婚数は増加しています。

少しでも結婚に対するデメリットを解消する意味でも、ほとんど問題がない(私が考えているだけかもしれませんが)と思われる選択的夫婦別姓などを取り入れるべきではないでしょうか。

あくまでも選択的ですので、多くの夫婦は同姓となる可能性は高く、混乱が生じる事態になるとは考えにくいような気がしています。

この問題は婚姻率の上昇という、少子化問題の根本にかかわる優先的課題のような気がしています。


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