ごっとさんのブログ

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風邪を引いたら総合感冒薬は時代遅れか

2022-07-15 10:48:36 | 
私は後期高齢者の歳になってしまいましたが、歳をとるにつれて風邪をひくことが少なくなってきました。

ここ2年以上はコロナで感染対策をしているためかもしれませんが、若いころは2年に1度ぐらい風邪に罹りましたが、明らかに減っています。

風邪を引き起こすウイルスは何十種類あるか分かりませんが、風邪をひく度にそのウイルスの免疫ができたのではないかと思っています。私は風邪かなと思ったときは、早めに市販の風邪薬を飲んで休むようにしていますが、これは間違いであるという専門医の話が出ていました。

風邪症候群は本来であれば自然治癒するものなので、風邪薬を飲む必要はなく、とりわけ総合感冒薬と呼ばれるクスリは、医師の処方薬であってもデメリットが多く飲まない方がいいという意見です。

自由に買える市販の感冒薬はあまり良くないというはなしは聞きますが、この様に医師の処方でも飲むなというのは珍しい気がします。

この専門医は市販の風邪薬には十分な効果がないどころか、認知機能障害を起こす可能性や、のどの粘膜を傷つけるなどデメリットが多いことが知られているとしています。これはさらに保険適応になっている医師が処方する薬も同様なデメリットがあるそうです。

ここでは良く処方されている成分について詳しく説明していますが、その一部を紹介します。

多くの総合感冒薬は、眠気が出るイメージのあるプロメタジン(鼻炎止め目的)、解熱鎮痛薬アセトアミノフェン(かなり少ない量)、解熱鎮痛薬サリチルアミド、覚醒作用のある無水カフェイン(コーヒー1杯より少ない)の4種が主に配合されています。

こういった成分は効果よりもデメリットが勝るものとして知られているようです(デメリットの具体的なものは分かりません)。ここでは特に市販の総合感冒薬について効果がなくデメリットが多いとしていますが、この専門医はこういったOTC医薬品の状況が分かっていないような気がします。

市販が許可される医薬品は、それまで医師が使用し効果が十分であり、安全性が確認されたものが市販品として認可されます。いわばやや古くはなるものの、新薬よりはるかに安全であることが証明されているものです。

最近まで保険適用で医師が処方していたPL配合顆粒という薬が、最近市販されるようになりました。この薬は現在でも医師も使用しているようです。

ここでは風邪薬はウイルスに効果がないことを強調していますが、対処療法としてつらい症状を和らげることで、楽に休めることは確かです。

これだけ多くのカゼ薬が市販されている中で、どれが自分に最も合っているかを探すのは大変かもしれませんが、風邪の引き始めに風邪薬を飲んでゆっくり休むというのが、最も良い対処法と考えています。


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