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ウインブルドンテニス総括

2015-07-13 10:21:50 | テニス
昨日の決勝戦で、ジョコビッチが優勝しウインブルドンテニスが幕を閉じました。
先日ちょっと触れましたが、ベスト8に上位4名が残り、このところ不調が続いているナダルが早期敗退した代わりに、全仏の覇者ワウリンカが第4シードとなり新ビッグフォーの時代かと思っていました。しかしワウリンカはどうも波があり、好調の時は本当に強いのですが、下位選手にコロッと負けたりします。

今回の準々決勝はフランスのベテランとでしたが、やや不調なのか非常に接戦になりました。2-2となったファイナルセットは、グランドスラムはタイブレークがありませんので、2ゲーム差がつくまでやるロングゲームとなりました。その結果11-9というスコアで敗れてしまいました。そのほかのNo1ジョコビッチ、No2フェデラー、No3マレーは順当に勝ち上がりました。こうなると準決勝のフェデラーvsマレーが注目の試合となりました。

どちらもここまで圧倒的な強さを見せて勝ち上がっています。始まるまでどちらが有利か全くわかりませんでした。ところが試合が始まると、33歳フェデラーがとんでもない強さを発揮したのです。フェデラーは200キロのサーブを持っていますが、それほどエースは多くなかったのに、ビシビシ決まりマレーに付け入るスキを与えませんでした。逆にマレーのちょっとしたミスを突きブレークを奪い、何とストレートで勝ってしまいました。ジョコビッチの準決勝はタイブレークになったものの、やはり順当に勝ち、ウインブルドンの決勝戦はビッグフォー以外出られないという伝説を更新しました。

No1ジョコビッチと芝の王者フェデラーの決勝戦は、本当に素晴らしい試合となりました。両社とも非常に良い動きで、決まったと思ったショットを返し逆転したり、フェデラーがブレークするとすぐ次のゲームでブレークバックするという、本当に1ポイントが重い試合となりました。これを見ていると錦織はまだまだこの域に達していないと感じました。1セット目はタイブレークになりましたが、解説者が二人とも非常に緊張していると言っていましたが、見ている方も緊張の連続でした。フェデラーのちょっとしたミスを突き、ジョコビッチがとりました。

2セット目も互いに譲らず、タイブレークになりましたが、今度はフェデラーが12-10という長い戦いを制して1:1となりました。3セット目はさすがのフェデラーも歳のせいか、やや動きが悪くなったような感じで、ミスが出てジョコビッチがとりました。こうなるとジョコビッチの安定感がものを言い、4セット目もジョコビッチで優勝が決まりました。

今回のウインブルドンは30歳前後のベテランが活躍し、若手の追撃を許しませんでした。錦織をはじめとする若手の奮起を望みたいところです。

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