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全仏オープンテニス、日本人女子の優勝と失格騒動

2023-06-11 10:34:25 | テニス
全仏オープンテニスはいよいよ男子シングルス決勝という最終局面になっています。このグランドスラムでは予想外の出来事が起きています。

日本人女子の加藤未唯が混合ダブルスで優勝したのです。これは歴史的な快挙といえますが、加藤は3日前の女子ダブルスで何と「失格」という処分を受けたのです。

この件については優勝という事とともに失格に関してもテレビの情報番組などでかなり大きく取り上げていますので、テニスファン以外にも広がっているかもしれません。

私はこの女子ダブル3回戦を、WOWOWオンデマンドのPC動画をテレビにつないで観戦していました。もちろん単なる動画ですので解説もない試合だけですが、私は女子ダブルスが割と好きで、最後の日本人選手という事で楽しみにしていました。

加藤ペア(インドネシアの選手とのペア)は1セット目を惜しくも取られ、2セットをややリードした時点でした。相手ペア(チェコとスペイン)が主審に何かを訴え中断してしまったのです。

何が起きたかわからず、かみさんと戸惑っていましたが、画面で泣いているボールガールが写されました。どうも加藤が自分のコートに転がっているボールを、サーブ側(相手コート)に返球した時これがボールガールに当たってしまったようです。

その後主審と加藤がこのボールガールのところに行き、謝罪しているようでした。これで再開かと思っていましたが、相手ペアが主審にしきりに何か訴えているのです。そのうち大会関係者と思われる人たちが出てきて、主審と何かを話し、加藤ペアに何かを伝えました。

加藤は泣いている一方、相手ペアは大喜びしていました。その後選手たちはラケットなどを片付け退場してしまいました。これは後になって加藤が危険行為をしたという事で「失格」になり、これまでのポイントと賞金を没収となったと分かりました。

この相手ペアの態度は、スポーツマンシップにかけているとかみさんと怒っていましたが、どうすることもできませんでした。しかし次の日からネット上では、この相手ペアへの批判が相次ぎ当然の結果といえるようで、次のゲームで敗退しました。

私は加藤が混合ダブルスに出場できるのかを気にしていましたが、なんとか出場できただけでなく優勝までしてしまいました。この決勝戦は放映されましたので、日本語の解説付きで加藤の活躍を見ることができました。

この優勝のスピーチはメモを読むという形でしたが、日本人らしさが詰まった良い出来になっていました。ここで優勝しても一旦決まった失格という裁定が変わることはないと思いますが、今後の運用が良い方になりそうな気はしています。



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