ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

65歳以上の3人に1人が認知症の危機

2024-10-13 10:35:09 | 健康・医療
このところ認知症の話をよく出していますが、私の母も89歳で亡くなる前80歳くらいから認知症を発症しました。

最後までそれほどひどくならなかったのですが、徐々に壊れていくような母を見るのは辛いものがありました。

団塊のジュニア世代が65歳以上になる2040年には、高齢者の3人に1人が認知症を発症したり、軽度認知障害があったり、認知機能が低下しているというデータが発表されています。認知症リスクがますます身近なものになり、予防の重要性が高まっています。

認知症予防と言えば、規則正しい食事、運動、脳トレなどが思いつくことが多いようです。これらはどれかひとつだけを頑張るのではなく、複合的に取り組むことが大切です。

「運動」や「脳トレ」などを複合的に組み合わせたプログラムを続けることで、高齢者の認知機能が向上することが、神戸大学などの研究グループより発表されました。

認知症の発症を抑えるためには、症状が出る前に脳トレで脳を刺激し、運動で血流を促し食事で栄養を補うことが不可欠です。それぞれが独立しているわけではなく、互いに補完し合って脳の健康を支えているのです。

さらに近年の研究では、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)向けのプログラムが、若い年齢層でより効果的であることが示されています。若い内から認知症予防に取り組むことが、将来の認知症リスクを大幅に低下させるのです。

その1が脳を刺激して鍛えることです。読書やパズル、脳トレなどで脳を刺激することは、脳のシナプスを強化し、認知機能の低下を防ぐのに役立ちます。しかしこれだけでは不十分で、運動や栄養面が不足していると脳への血流が悪化したり、脳に必要な栄養素が届かなくなったりします。

脳トレだけでなく運動や食事も一緒に行うことで、その効果が最大限に発揮されます。その2が運動して脳にいい影響を与えることです。有酸素運動は脳への血流を増やし、記憶力や判断力を維持するのに役立ちます。

また運動はストレスを軽減し、気分を安定させる効果もあります。その3が食事で、脳の健康を支える重要な柱です。栄養バランスのとれた食事は、脳の健康維持に不可欠であり特にビタミンB群やオメガ3脂肪酸、抗酸化物質が豊富な食品は、認知症予防に効果的です。

特に日本の食生活は塩分が多く、野菜や果物の摂取量が不足しがちです。栄養バランスを意識して、魚やナッツ類、葉物野菜を多く取り入れることが、脳の健康を保つために重要です。

こう書いていくと認知症予防なのか健康的な生活なのか分かりませんが、基本的には身体を元気に保つことが認知症の予防にもなるような気がします。