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感染拡大するオミクロン株、今後の対応は

2022-01-20 10:26:53 | 時事
新型コロナはオミクロン株が入ってきてから感染拡大が続き、19日には国内感染者は最多の4万人を超え、東京都でも7千人を超えてしまいました。

この対応として21日には1都12県がまん延防止等重点措置に入ることがほぼ決定したようです。残念ながら私の住む神奈川県も該当し、また飲食店の酒の提供や営業時間短縮という不便な状況になりそうです。

こういった対応が感染対策にならないことは、デルタ株の第5波で実証されたような気がしますが、政府はこれ以外何もないために単なるデモのような気がします。

それでもこういった対応が感染者数ではなく、病床使用率で決めるというのは、少し進歩したような気もします。そういう点ではこの使用率を高めに設定している大阪府の対応は正しいと思っています。

感染拡大の対応として、ワクチンの3回目接種が遅れたことを批判するような論調もあります。私は度々触れているように抗体価を高く保って感染を減らすというのは、本来のワクチンの目的から外れていると思っています。

現在前倒ししてワクチン接種をすると騒いでいますが、諸外国の例を見るとオミクロン株の感染拡大が始まってから1か月から1カ月半ほどで収束する傾向が出ています。

それと同じように推移すれば日本でも2月中旬には収まってくるはずですので、それ以後のワクチン接種は意味が無いことになります。

抗体価が高ければ感染を防ぐことができるはずですが、ヒトの身体は不要なタンパク質(抗体はタンパク質の一種です)は速やかに分解してしまいますので、個人差はありますが2カ月もすれば予防効果はなくなるはずです。

それよりもワクチン接種が2回済んでいれば重症化するリスクは低く、オミクロン株もあまり重症化しない変異株であれば、現在の指定感染症「2類」からインフルエンザと同じ「5類」に下げる議論を進めるべきでしょう。

2類相当に分類されているため、医療ひっ迫の可能性が出てきますが、5類になれば確実に回避でき、現在の死亡者数などからはそれでも問題ないと思われます。

現在政府は感染者を犯罪者のごとく見立て、水際対策やクラスター対策ばかりで、医療体制の充実やウイズコロナの議論は一向に深まっていません。

水際対策で海外に比べて感染爆発が遅くなったことは確かですが、その間の準備がなにもできていないのでは、遅くしたことが何のメリットにもなっていません。

先に述べたようにオミクロン株が比較的早く収束するのであれば、国民に対して感染対策の徹底や移動を最低限にするよう呼び掛ける程度で、今回のまん延防止や緊急事態宣言など行わないことが、感染者数にとらわれない良い対策となるような気がします。


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