ごっとさんのブログ

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百薬の長と言われた酒の害について知るべきこと

2024-10-14 10:33:57 | 健康・医療
私はそれほど酒好きではないのですが、毎日少量の酒を嗜んでいます。夕食の時はビールを少し(かみさんとロング缶半分ずつぐらい)と、風呂上りにウイスキーをチビチビやっています。

昔は少量の酒は健康に良いとされていましたが、最近はどんなに少しでも飲まない方が良いに変わってきているようです。私はどんな解析結果が出ても、もう10年以上続いている習慣ですので止めるつもりはありません。

アルコールは、世界保健機構(WHO)の傘下の国際ガン研究機関(IARC)による分類で「グループ1」(4段階で最も上位)の発ガン性物質であり、口、咽頭、喉頭、食道、肝臓、大腸、乳房のガンに関連しいているとしています。

2023年にWHOは、アルコールに安全摂取量は存在しないと宣言し、グラス1杯の赤ワインがもたらす血管系への潜在的な恩恵が、ガンのリスクを上回る証拠はなないと指摘しています。以下にアルコールが体に及ぼす影響や、断酒に役立つヒントについてまとめてみました。

1.アルコールの影響は女性の方が深刻。男性と同じ量のアルコールを摂取しても、女性の方が健康被害を受けやすいようです。アルコール関連の死亡は女性で増加しています。女性は1日1杯の酒を飲むだけでも、主に乳ガンの発症リスクが13%上昇します。

アルコールはまた、生殖能力や更年期障害にも影響を及ぼす可能性があります。その原因のひとつは、女性の方が同じくらいの体重の男性よりも脂肪組織が多く水分量が少ないせいで、血中アルコール濃度が高くなるためです。またアルコールを代謝する酵素も、女性の方が少なくなっています。

2.年齢を重ねると酒に弱くなる。体の水分量は、年齢を重ねるにつれて少なくなります。80歳が30歳の時と同じアルコールを摂取すれば、血中アルコール濃度はずっと高くなります。またアルコールの代謝を助ける酵素も、加齢とともに衰えます。

脳もアルコールの影響を受けやすくなっているため、体の動きやバランスの調整が難しくなり、転倒のリスクが高くなります。

3.体の変化は突然訪れる。二日酔いで目覚めたときに、不意に自分の年齢を実感したという経験はありそうです。44歳で観察される分子レべルの変化の一部は、アルコールを代謝する能力に影響を与える細胞内で起こるためです。

その他4.就寝前の飲酒は特に悪い。5.飲酒後に不安な気持ちで目覚める理由。6.アルコール影響は数週間で元に戻る。といったことが列記されていますが、どうもそれほど深刻ではなく、かなりの量を飲んだ場合の問題点と言えそうです。

私は酒などの嗜好品はとるメリットがあると考えていますので、気にせず今までの習慣を続けるつもりです。