ごっとさんのブログ

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旅先で発症するアレルギーについて

2024-05-30 10:35:47 | 健康・医療
かなり前ですがGWの時に金沢に住んでいる長男が子供2人(長男中3、長女中1)を連れて帰省しました(奥さんは仕事の都合で来られなかった)。

その折隣の市に住む次男も子どを連れて(長男高3、長女中3)来ましたので皆でファミレスで食事をしました。

その後自宅に戻り、長男と次男はネコを触りたいと言ってかみさんとネコのところに行っていましたが、10分ほどで2人とも鼻がグズグズして次男は蕁麻疹風の発疹まで出てきました。どうもネコアレルギーが出てしまったようです。

2人は小学生のころからネコを飼っており当然何の問題もなかったのですが、大学を卒業してネコから離れていると、ネコアレルギーになってしまったようです。やはりアレルギーが何故発症するのかは不思議といわざるを得ません。

ここでは旅先で発症するアレルギーについての記事を紹介します。アイルランドの研究で、約500人の食物アレルギーを有する子供を追跡調査した結果、休暇で出かけた先で33名(15%)の子供がアレルギー反応を起こしており、この割合は日常生活と比べて明らかに高かったと報告しています。

またその多く(6割)はレストランやホテルの食事で発症し、2割がカフェで発症していました。またこの報告ではアナフィラキシーの9例中、エピペンなどアドレナリン注射の処置が家族で実施できたケースは2例のみだったとのことでした。

やはり旅先では食物アレルギーの発症リスクは上がるようです。またアレルギーがあると分からず、旅先で初めての食材を与えたときにアナフィラキシーを発症するケースもあります。例えば信州東部はクルミの産地で、くるみそばやクルミ菓子などが多くあります。

くるみそば等を子供に初めて食べさせた結果、アナフィラキシーを発症してしまうケースもあるようです。喘息がある場合、旅行中のアクティビティによっては症状が出る可能性があります。

特にリスクが高いのは、旅行前から気管支拡張剤を頻回に使っている場合や、旅行中に激しいトレッキングなどに参加する場合とされています。リスクが高い環境下では、気管支拡張剤を早めに使用することも選択肢になります。

ドイツの大規模な研究で、生後2歳までの旅行の頻度と喘息発症リスクを調べた研究があり、これによると赤ちゃんの時期に旅行頻度が多くても15歳までの喘息発症リスクが高まることはなかったと報告されています。

私の息子家族は色々アレルギーがあるようですので、帰省などの時にはそれなりの注意が必要になるのかもしれません。