ごっとさんのブログ

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マイアミオープンテニス決着

2018-04-03 10:43:19 | テニス
マイアミオープン(ATP-1000、マスターズ)が12日間の戦いを終えて幕を閉じました。

前回2回戦突破は錦織だけになり、怪我から復帰後どんな試合をするのかが興味がありましたが、3回戦はこの前のパリパオープンに優勝しているデルポトロとの対戦となりました。

デルポトロは長かった手首の怪我で200位以下まで下がっていましたが、昨シーズン終わりぐらいに復帰し絶好調で第5シードまで上がってきました。錦織は2回戦格下の相手にあまり錦織らしさも出ないでやっと勝った状況ですので、かなり難しいだろうと思っていました。

1セットは予想通りデルポトロの強打に防戦一方となり、随所に強打が決まって2-6で取られてしまいました。しかし2セットは錦織も強打がやっと出てきて、激しいストローク戦となりました。しかしそれでもデルポトロが上回り、うまくゲームを作ることができませんでした。

結局このセットも2-6で取られ、ストレート負けとなりました。しかしスコアは惨敗という感じですが、内容はかなり良くなっていました。

後半は錦織も動きが良くなり、多彩なショットを放ったり、得意のバックのストレートも決まる等試合内容はなかなか見るものがありました。多分これまでは怪我の具合を恐れ十分なショットが打てていなかったようです。この試合で本来の錦織らしさを出しても手首に問題がないことが分かったようで、敗退はしましたが収穫は大きい試合だったような気がします。

錦織は4月中旬からのマスターズに出場するようですが、これからに期待できそうです。

やはり長期欠場からの復帰が難しいのは、絶対王者だったジョコビッチが今大会も初戦敗退となりました。この試合は観戦しましたが、どこが悪いというわけではないのですが、微妙なミスが出たり、読みが間違って抜かれたりと、やはり試合勘というのはある程度実戦をやらないと戻らないようです。

この大会はデルポトロの2週連続優勝に興味がかかって来ましたが、若手の20歳のズベレフなどの台頭もあり、どんな展開になるか楽しみでした。

しかしさすがのデルポトロも疲れが見えてきて、準々決勝のラオニッチ戦では明らかに動きが悪くなりました。それでもファイナルセットのタイブレークを取り準決勝進出となりました。しかしここで力尽きたようで、長身のビッグサーバーであるイズナーにあっさり負けてしまいました。

決勝は若手筆頭のズベレフとこのイズナー戦となりましたが、予想外の接戦となりファイナルセットをものにしたのはイズナーでした。33歳にしてマスターズ初優勝というのはたいしたものです。

女子も書くつもりでしたが、こちらも若手が出てきてアメリカのスティーブンスが優勝しました。やはりテニス界は世代交代が着々と進んでいるようです。