ごっとさんのブログ

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錦織 立ちふさがる壁は自分の体か

2017-01-24 10:39:44 | テニス
前回全豪オープンの途中経過として、錦織が無事3回戦を突破しベスト16に入ったことと、ジョコビッチが敗れる波乱を書きました。

いよいよこの大会も佳境に入ってきました。錦織-フェデラー戦の前がNo1マレーの試合でした。錦織はフェデラーに勝つと次はマレーと戦うことになりそうですので、この試合も時々見ていました。

マレーの相手はドイツの50位の選手ですので、楽勝で終わるだろうと思っていましたが、何と1セットを5-7という接戦で落としてしまいました。ここで所用があり出かけてしまいましたが、帰ってくると2セットは7-5でマレーが取ったのですが、3セットを大きくリードされていました。

それでもタフなマレーですので、どうやって巻き返すのかと思っていましたが、そのまま2-6というスコアで取られて後がなくなってしまいました。それでもまだこれからがマレーの底力が出るだろうと思っていましたが、何と4セットを4-6で取られあっさり負けてしまったのです。

全豪オープンは今年度最初の大きな大会で、選手はこれに合わせて調整しているはずですが、よく波乱が起き荒れる全豪といわれています。それにしても圧倒的強さを誇った第1、第2シードが敗れるとは、錦織には大きなチャンスが来たことになります。

続いてナイトセッションで錦織-フェデラー戦が始まりました。始まってみると、予想外に錦織の一方的な試合となり、4-0とリードしたのです。フェデラーはこんなに落ちてしまったかと思っていましたが、5-2になってから見違えるようによくなってきました。

錦織の油断もあったのかもしれませんが、ここから6-6に追いつかれ、タイブレークまで行ってしまいました。それでも何とかこれを取り、錦織が1セットを取りました。フェデラーに勝つための絶対の条件が、最初のセットを取ることと思っていましたので、もたついたものの何とかこれがクリア―できました。

ところが2セットからフェデラーが変わってきました。錦織がフェデラーを左右に振りミスを誘っていたのですが、全く逆になってしまいました。錦織もよく走り何とか拾ってはいるものの、チャンスが来ることがないまま、2セットは4-6で3セットは1-6でとられ後がなくなってしまいました。

それでも4セットは早めにリードし、6-4で錦織が踏ん張ったのですが、明らかに動きが悪くなってきました。ファイナルセット前に、メディカルタイムアウトを取り、トレーナーに腰のあたりの治療を受けましたが、どの程度回復したか不安が募ります。

それでも最後の力を振り絞っている感じが出ており、走れなくなってきました。この状態でフェデラーに渡り合えるはずもなく3-6で敗けてしまいました。こういった体調面も含めて実力といえますので、やはり錦織はまだ1歩届いていないのかもしれません。

錦織は敗退してしまいましたが、この波乱の多い全豪をだれが制するのか、やや面白みが減りましたが今週も観戦していきます。