黒ラブ賢と賢パパの薔薇と酒の日々・・・たま~に山

バラ園の仕事をする賢パパが愛犬の黒ラブ賢と飼い主の賢パパ&賢ママの日常をつづります。

先祖返り

2015-03-30 05:02:30 | バラ園のこと
昨日はバラ園の仕事はお休みをいただいていたのですが・・・一昨日のお花見会の後で我が家での2次会にお立ち寄りいただいた皆さんを放置して一人朝まで爆睡したおかげで思いのほか早く目が覚めました。

それはそうでしょう、恐らく12時間近くも眠っていたのですからねぇ。

と、なると特に予定もありませんから・・・やっぱりバラ園のお仕事であります。

通勤の途中で見えていた日本一はやや霞み気味。


昨日のブログに載せるのを忘れましたが一昨日の朝焼けはマジですごかったですね。


で、いつもとほとんど同じ時間から花切りを初めまして・・・この日の収穫はバケツに二杯。




切り終えたら次の温室に移動しますが・・・朝の8時前なのに早くも真夏日の一歩手前。


2時間半弱で仕事を終えて帰宅しましたが今日のお話しは花切りをしている時に見つけたこんなお花。




本来であればこんなお花が咲くはずなのに


似ても似つかない花が咲いている・・・ぢゃまいか。

この花を見て賢パパはすぐに「ピン」と来ましたよ。

で、早速確かめてみることにいたします。


すると・・・これは難しくて読む気にはなれませんな。


もっとわかりやすく書いてあるのはないかしらと他を探すと・・・ありました、ありました。


これがその全文ですが

例えば果物ですが、原種はあまり甘くなく、おいしい物ではなかったとします。
それをいろいろな手を加え、交配していくとおいしい物ができます。
しかし、その交配された物を何代も育てていくうちに原種に近い物に戻ってしまう事があります。
これが「先祖返り」です。
ちなみに、生物全般に見られる現象ですよ。

普通、遺伝は親から子へ、子から孫へってカンジで起きますよね。
この遺伝にちょっと操作を しているのが「品種改良」です。
で、何代も子孫を残していくうちに、たまたま原種と良く似た遺伝子を持つ子孫ができたとします。
これが「先祖返り」の原因です。

この「果物」を「花」に置き換えてやれば次のような文章になります。

例えば花ですが、原種はあまり見栄えがしなくて、きれいな物ではなかったとします。
それをいろいろな手を加え、交配していくと見栄えのするきれいな物ができます。
しかし、その交配された物を何代も育てていくうちに原種に近い物に戻ってしまう事があります。
これが「先祖返り」です。

つまり、この貧弱なバラの花こそ元々持っていた性質なんですねぇ。

これが色々な交雑を経て今の形と色になった。

その品種改良の過程を考えるだけでワクワクしてしまう賢パパなのでした。