黒ラブ賢と賢パパの薔薇と酒の日々・・・たま~に山

バラ園の仕事をする賢パパが愛犬の黒ラブ賢と飼い主の賢パパ&賢ママの日常をつづります。

訃報

2012-12-11 03:31:59 | 日常の事
昨日の朝のニュースにはびっくりしました。

賢パパの大好きなあの方の訃報でしたから・・・

あの方とは・・・若い方にはなじみが薄いかも知れませんが、賢パパぐらいの年代の方なら御存知の向きも多いのではないでしょうか。

えぇ、この方なんですよ。


その名を「小沢一郎」ぢゃなくって・・・「小沢昭一」さんでございます。

小沢昭一と聞いて真っ先に思い浮かべるのがラジオ番組の「小沢昭一の小沢昭一的こころ」ではないでしょうかねぇ。

この番組は小沢昭一さんの「口演」と言う形で架空の人物である「宮坂さん」のサラリーマンの悲哀を面白おかしく語るいわゆる「話芸」なんですが、味のある語り口で聴く人を惹きつけていたんですよねぇ。

1973年から放送が始まり、小沢さんが体調を崩されて放送が休止した9月までに1万回以上も続いた長寿番組でしたが今回の訃報で生の小沢さんの声を聴くことは出来なくなってしまいました。

大ファンだった賢パパとしては残念なことですが小沢さんのご冥福をお祈りしたいと思います。

そうそう、賢パパは小沢さんに関してラジオで聴いていた他にもひとつ忘れられない想い出があるんです。

それはこんな映画の一場面。


これまた賢パパが大好きだった「男はつらいよ」シリーズでございますよ。

で、このポスターはシリーズの第28作目となった「男はつらいよ 寅次郎紙風船(おとこはつらいよ とらじろうかみふうせん)」で、1981年12月29日に公開された作品でございます。

この作品の中で小沢さんは寅さんと同業で「カラスの常」という「テキ屋」の役を好演して見せてくれました。

重い病に冒されて余命いくばくもない「カラスの常」が見舞いに来た寅さんに向かって「自分が死んだら女房をお前の嫁にしてやってくれ」と頼むわけですが・・・いやぁ~、今でもはっきりと思い出しますわ。

うぅ~ん、本当に惜しい人を亡くしたものです。

余談ですが、この映画のマドンナは「カラスの常」の女房役を演じた音無美紀子さんでゲスト出演が岸本加世子さんでした。

岸本さんの出身が静岡県とあって、その役柄も静岡出身の家出娘と言う設定だったので焼津の港とか高草山(地元では名の通った山)などが画面に映し出されて観客の皆さんは大喜びだったのを思い出します。

小沢さん、天国でごゆっくりおやすみくださいね。