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My One and Only Song #1 ACO『哀愁とバラード』

2012年01月11日 | Music

新年なので何か新しいコーナーでも始めてみようかと思いたち

何にしようかと少し考えたあげく

以前からやってみたいと思っていた一曲入魂的なコーナーをやることにしました

その名も「My One and Only Song」

僕が独断と偏見でチョイスした唯一無二の一曲

大好きな曲、思い入れのある曲、泣ける一曲などを心をこめてお届けするコーナーです


そんなわけで第一回目に紹介したのは

ACO『哀愁とバラード』(1999)です

これは冬に必ず聴きたくなる曲で毎年ON AIRしていますが

特に寒さが厳しくなってくる、この時期に思い出しては引っ張り出してきます


この曲の発売日1999年1月30日の事はよく覚えています

CDの発売日にしては珍しい土曜日だったこの日は

僕が室蘭のクラブにゲストで呼ばれDJに行く日でした

他に車に仲間を乗せてテンション高く出発したわけですが

「そう言えば、今日はACOちんの新曲発売だよね」とか言って

高速道路に乗る前に南郷18丁目のとあるスーパー内にあるCDショップで購入し

早速、車の中で皆で聴きながら行ったのです


実はその前の年にACOは「Lady Soul」(名盤!)を発表しライブやラジオで札幌を訪れており

僕は縁あって一緒に食事に行ったり、ライブの打ち上げに参加してたりしていたのです

その時に彼女とは色々な話をしました

自分の音楽の悩み(当時イメージとのギャップに悩んでいた)や恋人の話なんかも聞いていたのです


そんな経緯があって、この「哀愁のバラード」を聴いたせいか

彼女の言葉(歌詞)を噛みしめていくうちに(しかも内ジャケには本人のリアル部屋写真が)

例えばそれぞれの自分の経験とか境遇とかACOの気持ちとか

なんだか色々な思いがオーバーラップしてしまい

あまりにも“切ないだけのバラード”に一同ヤラれてしまったのです

楽しいはずの旅の始まりが、たった一曲でなぜかしんみりムードに(笑)

それでも何度も何度も繰り返し曲を聴き返しました

名曲『こわれそうよ』と共に、ただ切なくなりたいだけの時にかなり威力を発揮するナンバーです


ACO『哀愁とバラード』(1999)


もしも私のココロが
汚れていたのなら
あなたはそのキレイな手で
いつも拭き取ってくれていて
ひどく赤くなった傷も 
優しくやわらいでいった
長くは続かないのかも
誰かのために涙を流すこと

夕べ 部屋に鳴り響いたメロディは
甘い生活が残していった
切ないだけのバラード

あなたの愛しい指が
レコードに針を落とせば
聞き慣れたコトバが流れ出す
それだけで涙があふれる
知りすぎたこの身体にも
新しく生まれる思いよ
長くは続かないのまた
誰かのために涙を流すこと

夕べ 部屋に鳴り響いたメロディは
甘い生活が残していった
切ないだけのバラード

此処においてゆくもの
とりかえしのつかないもの

夕べ 部屋に鳴り響いたメロディは
甘い生活が残していった
切ないだけのバラード

長くは続かないのかも
誰かが私に涙を流すこと


作詞・作曲・歌/ACO



ACO『哀愁とバラード』PV

哀愁とバラード
ACO
キューンレコード


DragonAshの降谷健志のギターと,ターンテーブルがフォーキーなサウンドをかき鳴らすバラード。90年代の同棲時代を歌ったという新境地が新鮮。昨年秋のブリッツ公演で披露された井上陽水のカヴァー曲も収録。内ジャケの本人のお部屋写真がリアル。

【ACOプロフィール】
95年シングル「不安なの」でデビュー。
当初は正当派R&Bシンガーの先駆けとして認知されていたが、99年に元電気グルーヴの砂原良徳と共作した「歓びに咲く花」やDragon Ashの降谷健志、Zebrraとの「Greaitsul Days」が話題となり、同年リリースされたアルバム「absolute ego」でトップアーティストとしての地位を確立。その後はmumやエイドリアン・シャーウッド、岸田繁(くるり)、などとの共作でエレクトロニカへと方向をシフト。06年に「Irony」をリリース後は、新たにバンドGolden Pink Arrowを結成し、New Waive、エレクトロクラッシュなサウンドが話題となり精力的にLive活動を展開した。最近では2007年に「ACO BEST~girl's Diary~」2010年10月に「devil's hands」をリリースしている。


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