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FHK特番「ギターパンダ~中国四千年の歴史がかわった~」

2009年09月01日 | Weblog
パンダが見たくて上野動物園に行ったのは高校三年の時

吹奏楽部の遠征の合間だったように記憶している

何はさておき日本一の動物園の最大の目玉はパンダ

実際、僅かな時間しかなかったので他の動物などどうでも良かった

長い列をようやく前に進み薄暗い舎内に入ると

憧れのパンダは奥の方の物陰で寝ていた

なぜなら彼らは夜行性だからだ

結局、殆ど姿を見ることが出来ずに終わった

それが私とパンダの最初で最後の出会いだ

それからというものパンダはTVでしか見たことがない

だから「パンダはどんな動物か?」と聞かれても

「白と黒のクマみたいな動物で、好物は笹の葉だ。」

としか答えられなかっただろう

ふと、こんな歌を思いだした

1 最初のパンダは 白かった どろんこ遊びを やりすぎて
  そ~れで黒いとこできたのさ 笹の葉山のパンダ君
  毎日ヤクルト 飲んでるかい?(グビッ)
 
2 最初のパンダは 黒かった あんまり雪を 食べ過ぎて
  そ~れで白いとこできたのさ 笹の葉山のパンダ君
  元気にヤクルト 飲んでるかい? (グビッ)

こんな歌だったと記憶している

いや、むしろ、私はこれでパンダが白と黒の模様だという事を知ったのかも知れない

しかし、しばらくの間、結局どっちが先なのかは分からないままだった

なぜならパンダは生物学的に謎の多い動物だからだ

あれから20年近い歳月を経た去年

私は再びパンダに出会った

上野のパンダと同じ夜行性には違いなかったが

ただ1つだけ違ったのは私が見たのは歌をうたうパンダだった

しかもギター漫談ばりに面白いではないか

当然、目を疑った

「一体どういうことだ?」

絶滅危惧種にも指定されているジャイアントパンダは歌をうたわないはず

そんな事は図鑑を見るまでもなく誰でも知っている

中国四千年の歴史がひっくり返るほどの瞬間を目の当たりにした私は

すぐに辺りかまわず人に言った

時にはFMラジオに出演しその興奮を語ってみせたが

殆どの人は半信半疑どころか影で嘲笑していたに違いない

中には私の事を「狂言癖がある」と言いふらした奴さえいた

人間というものは不思議なもので

何かを否定され続けると、いくら自分の中に確かなものがあろうと自信がなくなってしまう

いつしか私は自分自身を否定するようになっていた

あれほど確かに歌をうたうパンダを見たはずなのにだ

だからもう一度、私は自分の存在意義をかけて

パンダに会いに行こうと決意したのだ

ある意味これは失われた自分を取り戻す壮絶な戦いのはじまりでもある

しかし、どんな結果が待っていようとも

私は確かめるしか自分を取り戻す方法がなかったのだ

だからもう一度、私は歌をうたうパンダに会いに行った

そもそも“歌をうたうパンダ”がいるかどうかの前に

“喋るパンダ”がいるのか

という重要な事実を忘れたまま・・・・





というわけで






こちらこそイェーイ!!!!

ギターパンダのライブに行ってきたぜ!

場所は稚内の音楽好きが集まるBB MUSIC CLUB!

中国大陸くまなく探しても

こんなロックンローラーなパンダはいないはず

ブルース/ソウル/AOR/ボサノバなどの要素がちりばめられたロックと

そのシンプルで小気味良いサウンドにやられちまうぜ!

相変わらずパンダの時も、カルピス・プレスリーさんの時も

爆笑につぐ爆笑で腹にサロンパスだったけど

ひとたび歌い出すと、そのメロディ、声、詞にグッと引き寄せられるんだ

あえてソウルとは言わないけどその歌心はとにかく抜群

知らず知らずに顔がほころんでハートがホットになれる

今回も最初から最後までロックされっぱなし

歌もギターもMCも下ネタも“サイコー”だったぜ!

グッバイ上野!!




【プロフィール】

ボーカル・ギター 山川のりを
ひと呼んで ギターパンダ

パンダのきぐるみに身を包み、ギターを演奏、うたをうたう。
一見ふざけているかと思われると思いますが、そうではなく、見る人たちを楽しませたくてやっています!
日々、ひとり、パンダとギターをかかえロックンロールを演奏する旅に出ています。
ときどきベースとドラムの3人で、バンドのギターパンダもやっています。

結成は1997年頃。
ジョナサン・リッチマン好きの山川のりをが身軽にどこでも演奏するにはどうしたらいいか考えあぐねているところに
ドラムのヤギヌマリョウくんが賛同。カクテルドラムを購入。
それがギターパンダの始まりでした。
吉祥寺井の頭公園でライブをやりながら練習をしつつ、ライブハウスでもライブの回数を重ね、ツアーにも行くようになり、ついに2000年夏レコーディングをして、ファーストCD「I LOVE ギターパンダ」を発売する。

2001年6/1にはセカンドCD「ロックンロールギタリスト」発売。

2002年4/20ビデオ「ロック ロック コンニチハ!」発売。

2004年サードアルバムを製作したが、内容にどうしても納得がいかずに、発売3日前に発売中止を決め、世間を騒がせる。
8月いっぱいのツアーでヤギヌマリョウ君脱退。
山川のりをひとりでのギターパンダとなる。

ひとりギターパンダの活動と平行して、2005年からベース山浦智生(アニキ)、ドラムにアイスクリームマン時代からの付合いタナカゲンショウを迎え、3人バンド「ギターパンダ」でのライブ活動も行っている。その3人バンドでのライブがCDに。「とばせロック!ライブギターパンダ」が2006年2月に完成。

2007年7月、4枚目の「壁うちロックンロール」完成。

2005年からはフジロックにも毎年参加。2006年にはタイバンコクに。音楽に国境がないことを体感。


*ヤマカワノリオ(ex.忌野清志朗&23’s)HPはこちら↓
http://www.g-panda.com/
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2 コメント

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サイコー! (鈴音)
2009-09-02 05:53:03
何も言うことはありますまい。。笑

これは見た人にしか伝わらないのですよ!

カルピス・プレスリーさんの胸元からスポーツブラがチラリ…せくしーですなあ!

返信する
声がガラガラ (小力なママ)
2009-09-03 06:45:22
コール&レスポンスが楽しくて、声を枯らしてしまった専業主婦でございます


サイコー(☆▽☆ )
返信する

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