Kenshunブログ Swingin' Cafe♪

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My One and Only Song #85 Chara『Junior Sweet』

2013年12月10日 | Music

「My One and Only Song」

僕が独断と偏見でチョイスした唯一無二の一曲

大好きな曲、思い入れのある曲、泣ける一曲など心をこめて

一曲入魂でお届けするコーナー


第85回目に紹介したのは、Chara『Junior Sweet』(1997)

Chara唯一のミリオンセラーヒットとなった同名アルバムからの一曲

「やさしい気持ち」「タイムマシーン」「ミルク」など名曲揃いだが

僕的ハイライトはMondo Grosso大沢伸一プロデュースによるこの「Junior Sweet」である

リカットされたアナログ盤は当時の僕のDJセットリストのマストアイテムとなっていた

これより以前、クラブシーンでは既にMonday満ちる、露崎春女、Sugar Soulあたりがいたが

J-POPシーンにR&Bスタイルが浸透していったのは、この曲の影響がかなりあると思っている

そして、1998年以降にMISIA、DOUBLE、嶋野百恵、宇多田ヒカル、bird、

Tina、Crystal Kay、m-floなどと次々とメジャーデビューして行ったのである

“ジャパニーズR&B”などという言葉が浸透してきたのがちょうどこの頃にあたる


さて、Charaの歌というのは、今も昔もその独特の歌い方の癖がクローズアップされることが多い

また、その癖によりせっかくの歌詞が聞きとれないといような事も言われたりもするのだろう

しかし、この気怠い感じのヴォーカルの中には可愛さや切なさを感じるのは勿論のこと

例えば、曖昧さや健気さといった、ごくごく人間くさい感覚を包み隠さずに吐露しているように思える

まさに言葉を超えた感情をぶつけられる表現者と言えるだろう

またCharaの魅力はライブを見ればさらに印象が変わるはず

囁くようなウィスパーヴォイスを発したかと思えば、次の瞬間にはソウルフルなシャウトを聞かせる

それは圧倒的なパワーで魂に響いてくるのだ

“ソウルフルな”というのはこういうものだと気付かされるのだろう



Chara『Junior Sweet』


 みつめて 手にふれてたいの
 みあげて たしかめて愛を あびて。あびて。あびて。

 ねえたすけて この身をこがして
 この世界には二人だけ みたいにして
 あぁほんとに ほんとに甘く
 愛することを 2人の喜びにして

 偉大な恋の研究家
 あなたとあたしで追いかけるの
 みえない愛の形。「それは、とても感じるものだから…」

 みつめて 手にふれてたいの
 みあげて たしかめて愛を あびて。あびて。あびて。

 どんなことをしたの?私に
 もうひどいわね あたしよ きれいになれ
 ああ とけて。とけて。まざって
 太陽が昇る 私も昇る
 どこへ?

 おなかがすいた時の
 あなたのきまり文句を待ちながら
 冷蔵庫をしめた。「あたし以外は何もないんだから…」

 みつめて 手にふれてたいの
 みあげて たしかめて愛を あびて。あびて。あびて。

 こんなにまじめなのにね
 顔がね 笑う 何のせいでしょう?
 みえない愛の形 「それは とても感じるものだから…」

 みつめて 手にふれてたいの
 みあげて たしかめて愛を あびて。あびて。あびて。

 みつめて 手にふれてたいの
 みあげて たしかめて愛を あびて。あびて。あびて。


作詞:CHARA 作曲:CHARA・大沢伸一 歌:CHARA



Junior Sweet -Chara-


Chara - Junior Sweet Live

Junior Sweet
Chara
エピックレコードジャパン

CHARAの5枚目(YEN TOWN BANDの「MONTAGE」を含めると6枚目)のアルバム。
ジャケットは夫(当時)の浅野忠信と手をつないだCHARA。アレンジャーにテイ・トウワ、アシュレー・イングラムなどをむかえ、CHARAのアルバムで唯一ミリオンセラーを記録した。また、本アルバムに収録された『やさしい気持ち』は、1997年のヒットソングとなりCHARAのシングルで最高位のオリコン7位を獲得。

【Chara】
1991年9月、シングル「Heaven」でデビュー。オリジナリティ溢れる楽曲と独特な存在感により人気を得て、ファッションでも注目を集め、1992年の2ndアルバムでは日本レコード大賞ポップ、ロック部門のアルバム・ニューアーティスト賞を受賞。1996年には女優として出演した岩井俊二監督の映画「スワロウテイル」が公開され、劇中のバンドYENTOWN BANDのボーカルとして参加して制作されたテーマソング「Swallowtail Butterfly ~あいのうた」が大ヒットとなる。この頃からライフスタイルをも含めた新しい女性像としての人気も獲得し、1997年のアルバム「Junior Sweet」は100万枚を超えるセールスを記録。以降「CHARAのような」と他の女性アーティストを形容するような個性を完全に確立する。音楽的探求を以後も各アルバムでなし続け、2006年にはユニバーサルシグマへの移籍を発表。デビュー20周年を迎えた2011年には、キューンミュージックとの契約を発表。未だ制作意欲の衰えを見せる事なく、作品発表を続けている。


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