先月の半ばに3泊4日で台湾に行って来ました。台湾は初訪問です。しかし10月の下旬に東京と京都を旅行したばかりで、その余韻が続いていて台湾に行くという実感が湧きませんでした。
ガイドブックは買ったもののページをめくる程度です。出発の10日ほど前に送られてきた日程表をみて、台北と高雄を往復するという事くらいしか頭に入りません。団体で行くのだから、迷子にならず皆に付いて行けば良いかと思っていました。
それでも旅の数日前に手帳にホテル等の連絡先をメモしていたら、その気になってきました。司馬遼太郎の「台湾紀行」を読み、台湾の地誌学的な面にも親しみが湧いてきました。 台湾は親日の国とは聞いていましたし、中国のような中華意識はないだろうと旅を楽しむことにしました。
飛行機が着陸して、ここが桃園空港だと気がつきました。ガイドブックには桃園空港と松山空港の二つの名前がありました。
入管の時に指紋認証があり少し驚きました。アメリカではだいぶ前から実施しているとは知っていましたが。悪いことをした覚えはないのですが、優しそうな女性係官のブースに並びました。「はい」と言われて一安心。今さら入国を拒否されてもどうしようもありません。あれは日本語だと思ったのは少し後のことです。
入管手続きを終えて桃園空港から台北へと向かいます。バスは国道1号を走りますが、台北に近づくにつれマンション群が増えてきました。首都台北市のベッドタウンになっているようです。国道からは日本にあるような戸建ての新興住宅街は見えません。それとも台湾の人達はマンションを好むのでしょうか。
(荷物にならないよう古いコンパクトデジカメを持って行きました。写真がピンボケなのはご容赦ください。車窓からの写真には、ガラスに車内のカーテンや反射光が写り込んでいます)
独特の建築デザインが目を引きます。時折、壁面に建築会社の名前が書いてあるマンションを見掛けました。
全体としては武骨さを感じさせるデザインの建物が多いです。台湾の第1印象はマンション群の存在感です。
私は台北近辺の地形を知りませんが、丘陵地帯の谷間を縫って高速道路が走っています。丘の上にもマンションがあるようです。日本では山の斜面を一戸建ての住宅が埋めていくでしょう。そういうこともあって緑豊かな景観です。
台湾は島の真ん中を北回帰線が通っており、亜熱帯から熱帯地方に属します。といっても強烈な暑さではなく、この日の台北の気温予報は28度でした。樹相は日本とは違っているように見えました。台湾は昔、美麗島とも呼ばれた風光明媚な島です。
台北市の旧市街(?)に入ってきました。今どこをどう走っているのか、町の地理は全く分かりません。しかしこの町の風景にはある種、懐かしさを覚えます。
30年近く前、仕事関係で親善訪問団の一員として中国を訪れたことがあります。改革開放路線の中でまだ社会主義市場経済はスタートしておらず、上海も古い建物ばかりでした。その頃の中国の都市風景を思い出させます。
似ているというか、テイストが同じというか。同じ中華圏だからかも知れません。ただ中国は簡体字ですが、台湾は繁体字です。日本人としてはこちらの方が馴染みやすいですね。
この写真では分かりにくいのですが、ビルの1階部分はセットバックしており通路のようになっています。台湾の都市はどこも同じでした。慣習なのか法的な規制が掛かっているのか興味があります。
台湾では自転車をあまり見かけません。代わりにバイクが溢れています。現地の通訳ガイドは台湾の人口は2,300万人だが、150CCのバイクは1,300万台あると説明していました。
マンションやアパートの窓には格子が嵌っています。私が鳩除けだろうと言うと、家内は格子の間隔が広いので役に立たない、防犯対策ではないかと言います。それにしては高層階の部屋にも格子が設置されています。では転落防止のためなのか、結局分かりませんでした。
台北市の中心部に来ました。すぐ近くには総統府がありますが、車窓から見学するだけでした。台北市の都心は近代的な建物が林立していますが、緑や公園が多いように感じます。
台湾の信号機は残り時間を秒単位でデジタル表示しています。ここは景福門の交差点で、右手は中正紀念公園です。右折して最初の訪問地、中正紀念堂へ行きます。
(この記事続きます)
ダンスを習っている先生が台湾に中学生までいたということでとても台湾行を楽しみにしていました
私たちもいろいろな機会を利用して私も5~6回
行ったでしょうか!!
最近は行っていません。海外は行くたびに変わっています
桃園から歩いたこともあります
高雄・台南・台北と回りましたが折があれば原住民が
住んでいらっしゃる亜里山に行ってみたいなと思います
九州様の続きを楽しみにしています・・・
台南では知人が住んでいますので案内していただきました。行きたいな・・と思ったのですが今回は
草津方面にいたしました(^_-)-☆
今回は安いツアー旅行でしたが、次回は焦点を絞って訪れたいと思っています。
台湾はいい所でした。