田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

「タイ展」 仏教の国の輝き

2017年08月30日 | 美術館・博物館

 昨日は九州国立博物館で開催中の「ラスコー展」を紹介しました。この春には同館で「タイ展」が開催されていたのでポストカードから何点か紹介します。

 この特別展は日タイ修好130周年を記念したものです。といっても私はタイについてはほとんど知識がありません。江戸時代からシャムと呼ばれていたこと、仏教国であることなどです。本展ではタイ王国の名宝や仏教美術の数々が展示されていました。

 タイ王国は立憲君主制です。いまは軍事政権下にありますが、国王は国民の崇敬を集めていると聞いています。タイに王国が成立するのは13世紀で、以後、各王朝が繁栄します。資料ではタイ仏教は上座仏教とありました。大乗仏教である日本とは違い、市民の日常生活の中で僧侶は尊敬の対象となっています。

「ナーガ上の仏陀座像」 12世紀末~13世紀 

 「騎象仏陀三尊銀像」 20世紀 

 「ナーガ上の仏陀座像」 12世紀末~13世紀

 

「ワット・スタット仏堂の大扉」 19世紀 

 ラーマ2世が自ら鑿をふるって制作した大扉。高さ5.6メートル。動植物が重層的に彫り込まれている。会場内でこれだけが唯一撮影が許可されています。そばには警備員が立っていました。写真は部分です。

 タイ国の文化に詳しくないまま観覧したので、少し消化不良でした。分かったのはタイには13世紀以来、各王朝が成立したこと、インドやクメール文化など周辺諸国との文化交流があったことです。

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ラスコー展」 クロマニョ... | トップ | 梨狩りに行きました »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

美術館・博物館」カテゴリの最新記事