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2008年に篠山・大山宮のアズマイチゲや、
その周辺の希少種を「栽培」されている場所を書いた。
その一年後に場所を特定するような書き込みはするな…と言う趣旨の書き込みがあった。
同一だと推測される方から、同じ趣旨の書き込みが何度か届いた。
藤沢時代から懇意にさせて頂いているどら猫さんから、丁寧なフォローメールがあり、
「文化財保護」指定をした篠山市に対しての指定取り消し手続き等々の書き込みまで頂いた。
その場所は市のHPでも紹介されているし、
青垣でセツブンソウを撮っている時に教えて下さった方も、
公的な保護地だと話された。
反論する必要も無いと思ったけれど、どら猫さんのコメントに続いて返信した。
その事件以降、何度も同じ場所を訪ずれたけれど、
殆どの方はリピーターだった。
ただ、異口同音に話されるのは、自然観察会などと称して、
観光バス仕立てでやってくる団体が増えた…と聞かされて、こりゃあ大変だと思った。
人が増えるのは柵囲いがあっても野の花には辛いことだし、
まして急峻な崖を少し削って歩道は出来ているとは言え、大挙して訪れる場所ではない。
それでも、「追手神社 アズマイチゲ」などで検索すれば幾つものブログがヒットする。
「大山宮天然物保存会」が発行するパンフレットまでが、
その追手神社に置かれるようになっている。
ここまで来てしまうと、個人の裏庭云々が取り沙汰されていたとは信じられない。
篠山教育委員会が、役所の権威をカサに個人の裏庭を強制収容した…とも思えなくなる。
いずれにせよ、兵庫県レッドデータブックに記載されている絶滅危惧種が何種類か咲く場所は、
観光地化寸前だと言うことだけは確かだし、はたしてそれで良かったのかどうかはわからない。
追手神社境内では、今年もぽつぽつと希少種を見るために人が訪れはじめていた。
物見遊山で訪れる観光バス…が大挙しないことだけは祈りたい。
幸い、青垣のセツブンソウとセリバオウレンは、そんな危惧など無用なほどに静けさの中だ。
観光バスが乗り付ける何とかの里とか、何とかの花園と一緒にはされたくない場所だ。
反対に、三日月のカタクリの里は去年、行政が手をだして
危険だからと斜面をコンクリートで固め、
山里の雰囲気は微塵も無くなってしまった。
野の花は自然に咲いてこそ、観光用に供されてしまった後は、
どこも悲惨な結果になっている。
(2011.03.03 桃の節句)
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