HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

キンシバイ

2016-06-15 | 夏 黄色系

ササユリ同様、この花も殆ど見かけなくなってしまっている。
「洋物」の派手さ、豪勢さに人気が集まるのはそれだけ園芸種指向が増えた…からだし
手間暇かけて…と言う事よりも、手っ取り早く花が咲く事への選択が増えた…からだ。
とは言っても、雑草を選択する事は無いだろうから
花卉販売業者の手を借りて…と言う事だろうか。

捨てられたキンシバイ…だけれど
野原に育ってもなお花はしっかりと咲かせている。


大輪の花を咲かせる「ヒペリカム・ヒドコート(ヒデコート)」よりは花径は小さく
葉は対生、おしべは50~60本が5つの束になっている。


おしべ、めしべはほぼ同長、花弁の中に収まる。




キンシバイ(金糸梅)
 オトギリソウ科オトギリソウ属 Hypericum patulum
(2016.06.14 六甲山系)


ヒペリカム・パツルム「ヒデコート」Hypericum patulum cv. Hidcote
キンシバイの園芸種、葉は十字対生。花径は大きく、ほぼ平開する。

ヒペリカム・ヒドコート、タイリンキンシバイ(大輪金糸梅)とも呼ばれる。

ビヨウヤナギに似ているヒペリカム・カリシナムはセイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)とも呼ばれる。

呼び名を幾つも作るから余計面倒になって、面倒だから「キンシバイ」「ヒペリカム」となってしまう。
少し名前を覚えると、似た花には必ず『何々に似ていますね』と反応する人がいる。
花も大きいし、たくさん咲くし、こちらが本物…と言う人もいるから恐れ入る。
本物、偽物の区別・差別は良くないけれど、そういう方に限ってよくその区別をしたがる。

 
左 ヒペリカム・ヒドコート(大輪金糸梅)  右 キンシバイ(金糸梅)
 
左 ヒペリカム・カリシナム(西洋金糸梅)  右 ビヨウヤナギ(美容柳/ビョウヤナギ 未央柳)
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キンシバイ ヒペリカム・ヒドコート ビヨウヤナギ ヒペリカム・カリシナム



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