HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ヒイラギ(柊)

2017-11-19 | 秋 白色系

ヒイラギの葉は、古木になり年数が経つと刺がなくなるものも出て来ると聞く。
ところがこの木は樹高2㍍足らず。
刺のない葉の方が多い雌株。
ヒイラギは雌雄異株だが、花は似ている。
雄株の雄花はおしべが目立つ。
この木は雌株、めしべが目立つ。






▲ 刺のある葉と刺のない葉 ▼







▲ 花は殆ど同じ造り、雌花にもおしべはあるが、めしべが目立つ。

▲ おしべは花粉を出さない…のだろう。
葯は開花後、早い時期に茶色くなってしまう。


▲ この木の周囲には雄株がない。

▲ かなり目立つめしべの柱頭。







▲ 晩秋に花が咲くのだから、果実は次の年にしか大きくはなれない。
同じ頃に花を咲かせるハマヒサカキも同じだ。
果実が出来ているのは去年のが大きくなったもの。










▲ 時折、葉が枯れているものを見かける。
ヘリグロテントウノミハムシに因る食害だ。


ヒイラギ(柊)
モクセイ科モクセイ属 Osmanthus heterophyllus
(2017.11.16 松江)

 
 雄花にも退化しためしべが見える。
--------------------------------------------------------------
今年のヒイラギ ヒイラギモクセイ



コメントを投稿