![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/0a/f140b3cac03592908b7dfc9e555f824e.jpg)
『緑色のジンチョウゲ』がここには咲いている。
何年も前から、殆ど大きくなっていない。
近くには『コショウノキ』と名付けられた真っ白な花も咲いている。
▲ ナニワヅとの違いの一つ、花筒が長い。▼
☆
オニシバリ(鬼縛り)ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 Daphne pseudo-mezereum
別名にナツボウズ、夏にはすっかり葉が落ちてしまう。
(2018.03.11・12 森林植物園)
☆
時折、この場所では植物の名前に詳しい方が解説をなさっている。
たいていは類似のナニワヅと同じものだと説明される。
確かに似ているけれど別種、花色はナニワヅは鮮やかな黄色だから間違いようが無いと思っている。
ただ色の違いというのは生育場所等でも変化はあるもので
黄色に近いものから緑がかったものまであるそうだから何とも言えない。
残念ながら、私は藤沢・新林や戸塚の舞岡でこの花は撮った事があるし、赤い果実も見たことは多いけれど
「ナニワヅ」と言われる黄色はお目にかかったことはないから大きなことも言えない。
ただ区別点には、オニシバリは花に見える萼片の筒状部が長く裂片が短い点があり、この違いも頭に置きたい。
いずれにしても名札頼りだけれど普通に植栽されているのはオニシバリの方だ…と言う一般論が当たっている気もする。
調べているとナニワヅは長野の方言だそうで「オニシバリ」を「ナニワヅ」と言ったとか。
だから二つは同じものなのだ…と説明されるのも飛躍しすぎている気がする。
もう一つ、ボランティア解説員が、ジンチョウゲと同様に雌雄異株で、ジンチョウゲには果実は出来ないけれど
こちらは希に赤い果実が出来ます…などと解説していることも気になる説明だ。
雌花、両性花(或いは不完全な雌花・雄花も存在)と解説する方が良いのだと考える。
ナニワヅはオニシバリの近似種で花が黄色いもの、と認識しておくことにしている。
▲ 左はオニシバリ ここでは雄花或いは不完全な両性花が咲いているようで果実は見ない。
右はナニワズ Daphne pseudo-mezereum ssp. jezoensis
ナニワズは別名「エゾオニシバリ」「エゾナツボウズ」、オニシバリの亜種で萼筒は短い。
花色の違いだけでナニワヅとオニシバリを区別するのは危険だ…と言われているのだけれど歴然とした色の違いは
素人には格好の区別点になると素人の私は思っている。
--------------------------------------------------------------
去年のオニシバリ 森林のコショウノキ 京都のオニシバリ 京都のコショウノキ
こいもが見たものは確かに花色はナニワズのように黄色でした。
こちらで見させていただくと萼筒も短い気がします。
『ナニワズはオニシバリの近似種で花が黄色いものと認識しておく』・・・
雌花・両性花(或いは不完全な雌花・雄花も存在)
思えばこのお花のハッキリとしたことを確認していません。
夏に赤い実を見ているので雌花ではないかと思う程度です。
とても複雑なのですね。
ややこしくて難しいお花ですね。
でも画像から黄色と緑色の違いが良くわかります。
公園はコロナウイルスの感染拡大を防ぐため
3/15(日)までお休みのようです。
また見に行ってみます。
いつも色々とありがとうございます。
それからナニワズとしていましたが
漢字で難波津と書くのなら(ナニワヅ)で良いのですね。
疑問に思っていましたが・・・何故かナニワズになっていました。
公園などは緑の空間、花見時などはいけないでしょうがやりきれませんね。
混雑や密室状態は交通機関や放課後学童保育などの場所の方がむしろ懸念されると思うのですが。
まぁ、目に見えないモノに対しての恐怖心は、これ以上エスカレートしないことを願うのみ。
ナニワヅ、ナニワズ、確かに間違えてしまいますが
難波の「港」、つまりは「津」でしょうから、正しくは「ヅ」ですね。
ありがとうございます。
こちらでは植栽を含めてナニワヅは見たことがないのですが
記憶にあるのはやはり「黄色いジンチョウゲ」です。