![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/02/103061f91df3aca4984ce8cb9577d19a.jpg)
かつて、トリトマ属の植物だったからトリトマと呼んでいた。
現在はクニフォフィア(シャグマユリ)属だから、名称変更??
昔から和名はシャグマユリ、そう呼ぶことが少なかっただけのことだ。
属名が変わったからとて、そう簡単には呼び方は変わらないから、今もトリトマと呼ばれる。
▲ 大型系のトリトマからの園芸改良種 ▼
▲ 部分だけ見るとアロエ ▼
シャグマユリ(赤熊百合)ツルボラン(←ススキノキ、←ツルボラン、←ユリ)科シャグマユリ(クニフォフィア)属 kniphofla uvaria
この花はkniphofla uvaria(オオトリトマ)を基にした「クリスマスチアー」の園芸種名を持つ。
日本でよく栽培されているKniphofia rufa(ヒメトリトマ)からの改良種には、花色が黄色のものもある。
学名の変化があったのだけれど旧学名トリトマで呼ばれていることの方が多い。
(2021.11.30 明石公園)
☆
APG IIIでは、ツルボラン科やキスゲ科などをススキノキ科にまとめていたが
APG IVで、旧ススキノキ科(Xanthorrhoeaceae)がツルボラン科に移動した。
ツルボラン科ワスレグサ属などは、キスゲ亜科
ツルボラン科アロエ属、ツルボラン科シャグマユリ属、ツルボラン科ブルビネ属などはツルボラン亜科に細分されている。
ツルボ(蔓穂)は、キジカクシ(←ヒアシンス、ユリ)科シラー(スキラ)属 Scilla scilloides で全く別属の花。
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シャグマユリ2021 キダチアロエ2020 ブルビネ・フルテッセンス(ハナアロエ)2021 ツルボ2021
開花しているお花を見させていただきました。
長い筒状花から伸びる雌雄のしべは、さらに長く伸びるのですね。驚きました。
ますます、実物を見てみたいな~と思いました。
色々と名前や分類も変わって本当に難しいですね。
こいもは、和名のシャグマユリ(赤熊百合)・・・気に入っています。
でも、赤い熊はいませんものね。
でも、なぁ~んかカッコ良くて素敵だと思いました。ヽ(*⌒o⌒)人(⌒-⌒*)v
の意味です。
雑草の中には赤くはないですが「シャグマハギ」と言うのがあります。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/350d6e9499815a45b7eb1a54eecc0fe8
良く知られているものでは、スモークツリーとかケムリノキと呼ばれているハグマノキもここからきています。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/41d6ab9c61044a954c4dd79646db521d
元は動物の尻尾の毛の事ですが、仏事などに使う払子(ほっす)もそうですし
祇園祭の長刀鉾の上に取り付ける藁で編んだものも赤熊・シャグマと呼んでいます。(これも赤くはないですが)
「赤熊」「白熊」。
憶えておきたいと思います。
色々教えていただきありがとうございます。
無信心でもそれが何なのかは覚えておかないといけないな、そう思います。
ギボウシ(ギボシ)や、スズカケなどもそうですが
植物の名前の根拠になっているものは、
見た目で先人が付けたものでしょうから
雑学知識も時には必要なことなのでしょうね。