何も無い樹に果実殻だけが残る冬のユリノキだけれど
その少し前、まだ葉が残っている頃はこんな姿。
剛ノ池の北畔の何本かも同じ姿だ。
この場所のユリノキは公園の北端に近い場所。
孤高を守るように一本が伸び伸びと育っている。
▲ ユリノキの花は、萼片に当たる外花被片と花弁に当たる内花被片からなるのだが
果実が出来る頃には何れもが脱落している。
中央部分がめしべ(果実)だから、その下に見えるのは枯れ残ったおしべの残骸? ▲
▲ 果実の横にはまだ緑を残した葉、既に落ちた葉も何枚かあるようで
冬芽が育ち始め、葉痕も見える。▼
▲ 果実(めしべ)の下にある小さな点はおしべの名残、その下に花被片の名残も見える。▼
▲ 果実は種子の集合体、完熟?すれば一枚ごとに剥がれ落ちる(↓)。
枝を一周しているのは托葉痕。 ▼
▲ 去年の葉痕と、次の年に花が咲く冬芽が伸び始めている。 ▼
▲ 枝を一周しているのは托葉痕、その下に古い葉痕。今年の葉痕はまだ葉が落ちたばかりなので緑色をしている。▼
▲ 緑の部分が今年の葉痕 ▲
ユリノキ(百合の木) モクレン科ユリノキ属 Liriodendron tulipifera
(2020.10.27 明石公園)
☆
▲ 花の頃 ▲
▲ 今年のユリノキの花 去年の種子 ▲
ユリノキの花は、萼片に当たる外花被片と花弁に当たる内花被片からなる。
その内側にある巨大な?めしべを多数のおしべが包み込むように咲き、後に種子の集合体になる。
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明石公園のユリノキ 黄葉の頃 去年の六甲高山植物園 一昨年の六甲高山植物園
冬 冬芽・葉痕
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