HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ユッカ(アツバキミガヨラン 厚葉君が代蘭)

2018-10-24 | 秋 白色系

『… ユッカは下から順に咲いてゆく …』
『… ユッカは健気に咲いている …』
ユッカを見ると、必ず想起してしまうフレーズ。
もう50年以上も前の冬だ。










(2018.10.21 田町)

ただこの詩の全文は残っていない。
私の記憶にも断片でしか無く、作者も同じらしい。
卒業の折の新聞に掲載された筈だけれど手元にはないし
一部が改変されてしまったこともあって作者の立腹は尋常ではなかった。
ただそういうことがあったことも、とおの昔の物語になってしまっている。
それでも私は「ユッカ」の花を見るに付け
下から順に咲くことを確かめに家庭科教室の東のスロープを歩いたことを思い出すし
その数日前に三年間でやっとひと言会話出来たマドンナとの奇妙な記憶も想起する。
何人かの仲良しメンバーとして、今では不思議な関係が続いているし、
みんなが一番輝いていた頃だったなぁ~と何の衒いも無く話せる。
































ユッカ(アツバキミガヨラン)
 キジカクシ(←リュウゼツラン)科ユッカ属 Yucca gloriosa
葉が垂れ気味になるキミガヨランは分類上ではアツバキミガヨランの変種とされている。
Yucca gloriosa var.recurvifolia(=Yucca recurvifolia)種小名recurvifoliaは、反曲した葉の意味。

「ユッカ」は、リュウゼツラン科ユッカ属の総称、英語ではヤッカ(yucca)
一般に流通しているのはユッカ・エレファンティペス(青年の木と呼ばれている)だが、
今ほど植物に思い入れの無かった高校時代に「ユッカ」と呼んでいた個人的な思い入れもある為
この画像の種類をそう呼び続けている。
(2018.10.15 明石公園)


▲ 花の構造(イトランの園芸種 ブライト・エッジ)
花被片(内花被3、外花被3)6、おしべ6が太いめしべの花柱(黄緑色を帯びている)を取り囲む。柱頭は3裂している。

▲ 藤本と「下から順に咲く…」ユッカを確認に行った場所は、家庭科教室の東、左下端で画像は切れている。
ロマンチストの独り言-12『幸ちゃん』のページ  -10『自彊が丘周辺』 ▲

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去年のユッカ イトラン(糸蘭) ユッカ・ブライトエッジ 



2 コメント

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ユッカ (こいも)
2020-06-26 15:07:44
林の子さん
葉が垂れぎみになるのがキミガヨラン・・・
分類上ではアツバキミガヨランの変種とされているのですね。
『ユッカは下から咲いて行く・・・』
『ユッカは健気に咲いている・・・』
こいももこのフレーズを憶えてしまいました。
とても綺麗に咲いて思い出はよみがえりますね。
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どこかで止まっている。 (林の子)
2020-06-26 20:01:45
一生涯で人はどれだけの人たちと関わり合えるのか…なんて
良く議論していましたけれど、考えてみればその時点で歩みは止まっているのかな…と思います。
その意味では、50年以上も前の記憶だけが妙に今も鮮明です。
50年以上もの間に様々な関わりを持って来たはずなのに…と
思うことは確かにありましたけれども、今更新しい社交も要らないな…とも思います。
進歩が無いようですが、たぶん「何を齷齪…」なのだと思います。
思い出と言うよりは、そこから一歩も出ていないのだと思っています。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/27fad82661bb4fb4e37dcf36aa4d68eb
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