HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

シナマンサク(支那満作)或いは マンサクとシナマンサクの交配種

2019-03-08 | 春 橙色系

ここに植えられているのが何なのかは、植栽図面が無い限り分からない。
その植栽図面には「マンサク」と記されているのだろうかさえも分からない。
公共の公園にはありがちなことだし、殊更詳しい情報も不要なのだろう。
だから当たり障りが無いように?「マンサク」と表記されているのだけれど二本共に色が違うし
これがマンサクです…という確たる根拠も無い。
仕方なくシナマンサク(支那満作)或いは マンサクとシナマンサクの交配種と表題を付けている。
敢えて間違いを指摘する方もいないのだろう。










▲ おしべの先端の花粉袋(葯)はほぼ花粉を出し終えている。
囲まれているめしべの柱頭に某かの花粉が着いている。

▲ 花期の終盤、おしべが花粉を出し終え花弁が萎れる頃に花弁基部にある「仮おしべ」がのぞく。
この「仮おしべ」に関しては、詳細に記述されている参考図書を読んだことは無い。
ただ『おしべとおしべの間に、鱗片状のものがある』と書かかれた文献があると紹介されている。▼




















シナマンサク(支那満作)マンサク科マンサク属 Hamamelis mollis
或いは マンサクとシナマンサクの交配種 Hamamelis x intermedia
(2019.03.07 上が池公園)

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今年の上が池公園の冬芽・葉痕 葉がまだ残っていた頃 黄色 赤橙色 三年前の花の頃
 
アカバナマンサク・シナマンサクの冬芽 シナマンサク アカバナマンサク





2 コメント

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良くわかります... (こいも)
2019-03-13 23:53:47
林の子さん
とても鮮明で仮雄しべの存在が良くわかります。
狙い目は・・・
『おしべが花粉を出し終え花弁が萎れる頃』
お花の終盤が良いのですね。
次のシーズンは見逃さないよう心がけたいです。
いつもありがとうございます。
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正解は無いですけれど。 (林の子)
2019-03-14 09:16:31
何年か前から植物とつきあい、図鑑が一番信頼出来る情報を載せていると思っていました。
最近では手っ取り早くネット検索したり出来るようにもなったのですが
自分の目で確かめるのが良いのかな…と思うようになりました。
もちろん学者でも研究者でもない素人が、試料を幾つもの調べ上げたり
科学的な手法を駆使して結論を導き出したりした結果では無く
ただ見た感じだけでこれが正解…等とは決して口走ったしてはいけないと思っています。
時折、ネット上では『私は専門家では無いので間違いがあればご指摘ください』
等と書かれたページを見ることがあるのですが、自信がないものを断定的に書かなければ
わざわざ断り書きも要らない気がします。

自分で確かめられたことでもやはりこれが正解というのはそんなには多くないですから。
それでも楽しみの一つとして、気になる部分は何とか正解に近いものを見つけたいものですね。
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