HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

シナマンサク(支那満作)或いは マンサクとシナマンサクの交配種

2019-02-22 | 冬 橙色系

黄色系と赤橙系に分けてこれで二度目になる。
ここではマンサク表記になっている。
シナマンサクとは書かれていないのは、確かに黄色とは言えない色合いだからか。












▲ 敢えて黄色と橙色が混じって咲く枝を捜す。増えている。▼

(2019.02.20 上が池公園)














▲ 蕾の時に折りたたまれていた4枚の花弁が伸び出し、4個のおしべが花粉を飛ばす直前
この状態の頃には、花弁基部に鱗片状の仮おしべが見え、蜜がしみ出ているように見える。▼











▲ 赤橙色の花弁ばかりでは無く、時折この程度の黄色が混じっている。▼





















▲ 赤橙が殆どの株だけれど、ここにも黄色の花弁が混じっている。▼

▲ 右側や後ろに写り込んでいるのは、黄色い花弁を持つ株。▼

シナマンサク(支那満作)
マンサク科マンサク属 Hamamelis mollis
或いは マンサクとシナマンサクの交配種 Hamamelis x intermedia
(2019.02.12 上が池公園)

マンサクは黄色、シナマンサクも黄色、その交配種は「ハマメリス・インターメディア(Hamamelis x intermedia)」
と呼ばれ、花色は黄色、橙色から赤に近いような色まで登場している。
元の色は
黄×黄だから、そこから橙や赤橙が登場するのは赤い彼岸花と黄色の鍾馗水仙から白花彼岸花が生まれるのと似ている。
シナマンサクの基本は黄色種、園芸種のパリダ(Pallida)、クームウッド(Coombe Wood)も黄色が主体。
マンサクとの交配種には橙色が目立つエレナ(Jelena)、橙色から赤の部分が目立つダイアン(Diane)や
赤に近いルビー・グロウ(Ruby Glow)まである。

マンサク(Hamamelis japonica)は黄色しかないが、その変種に
アカバナマンサク(赤花満作Hamamelis japonica var. obtusata f. incarnata)

基部の赤~橙が先端に行くに従って黄色になるニシキマンサク(錦満作 Hamamelis japonica f. flavo-purpurascens)もあり
花色だけで種別するのはいずれにしても難しい。
 
▲ マンサクと思っている黄色の花弁を持つ種類と
マンサクとシナマンサクから作り出されたとハマメリス・インターメディア「ルビー・グロウ(Ruby Glow)」▲
多くのページでは、アカバナマンサクとされている事も多いようだ。
分類上でのは、「在来のマンサクの変種に当たるマルバマンサクの一つの品種」

▲ ハマメリス・インターメディア「ルビー・グロウ(Ruby Glow)とは違う気もするが
この花が正しく「アカバナマンサク」だかどうかは不詳。
須磨では「アカハナマンサク Hamamelis japonica var. obtusata f. incarnata」と表記されている
ただ赤だった花弁に、年々橙色が混じり始めているので気になっている。
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今年の上が池公園の冬芽・葉痕 葉がまだ残っていた頃 黄色 赤橙色 三年前の花の頃

須磨のシナマンサク 京都のシナマンサク表記の花 マンサクの語源考
アカバナマンサク・シナマンサクの冬芽 アカバナマンサク 森林のマンサク・シナマンサク


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