HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ミドリハコベ(緑繁縷)

2018-03-09 | 【独り言】

ミドリハコベとコハコベ。
幾つかの区別点を解説した記述を読む。
幾つか読んでいると分からなくなる。
茎の色、おしべの本数、葉の大きさ、咲いている環境…等々。
たった二種類の区別なのに、すべてに当てはまらないと分けられないのか…と考える。
挙げ句に、種子の突起があるとかないとか。
面倒だからみんなハコベ、そう思ったら「ハコベは在来のミドリハコベです」と説明されている。
いい加減な解説では無いのだろうけれど
読めば読むほど幾つもの疑問、懸念が出てくる。
別に区別が曖昧でも、いい加減になっていても迷惑がかかるわけでも
何か大問題になるわけでも無いだろうから
取り敢えずは、いつも通りの我流で区別してしまっている。

今年になってそう結論づけて、というよりも自分で納得した事が多い。


▲ 多くの解説で、おしべの本数が書かれている。
コハコベよりミドリハコベの方が多いとする記述が多いが
おしべが5個と少ないミドリハコベも普通に存在している。▼


▲ おしべが花粉を出し始める頃のめしべの柱頭はまだ短い。▼

▲ 左の花はおしべが3個、右は5個、やはり少ない。▼



▲ おしべの葯は赤紫、花粉は白。個数は7~9個ある。▼







▲ おしべが花粉を出し切る頃には、めしべの柱頭も伸び、子房も膨らみ始める。▼





▲ まだ盛んに花粉を出している頃。▼









▲ 花粉を飛ばしきったおしべの先、花粉袋は脱落する。



▲ この個体のおしべは10個ある。



ミドリハコベ(緑繁縷)
 ナデシコ科ハコベ属 Stellaria neglecta
コハコベ(小繁縷)Stellaria media
(2018.03.06 明石公園・田町


▲ コハコベと自分勝手に結論づけている個体。

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今年のミドリハコベ普通のコハコベ少し花弁の短いコハコベミドリハコベ・コハコベイヌコハコベ



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