
この種の雑草には幾つもの説・見解があるようで
その一つ一つの記述を読んでいると特定できる条件がどんどんと遠くなる気がしてしまう。
見た目の姿の違いだけで名前を特定しようなどと思うからなのだろう。
幾つも存在する雑草類はその場に応じて変化してゆくものなのだろうし
それをつぶさに見ている訳でもないから、変化そのものの痕跡を確証できるはずもない。
おまけに見た目の良さを売り物に、幾つもの園芸種が作り出されているのが現実だから
ムラサキツユクサの大型がオオムラサキツユクサ…などとは言えなくなっている。
そんないい加減な思いは持ってはいるけれど、今年も名前を付けている。
オオムラサキツユクサ(大紫露草) ツユクサ科トラディスカンティア属 Tradescantia virginiana
一時期、ムラサキツユクサの染色体数は2n=12、オオムラサキツユクサは2n=24などと教わったとおりに書いたこともある。
今では、両者ともに2n=12、2n=24が存在していることがはっきりしているから
花が大きいから、だけでの区別は意味がないのだろう。
オオムラサキツユクサの方が草丈は低いから、三つに分かれる萼片の毛の多さが決め手だと思う。
(2022.05.31 明石公園)
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▲ 紛らわして名前が付けられているムラサキオオツユクサ(トラディスカンチア・パリダ) ▲
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オオムラサキツユクサ2021 ムラサキツユクサ2022
トラディスカンチア・パリダ 'プルプレア'(ムラサキオオツユクサ)2021
トキワツユクサ(ノハカタカラクサ)2020 ミドリハカタカラクサ?2022 オオトキワツユクサ2022
とても綺麗なオオムラサキツユクサですね。
この色合いのもの・・・好きです。
今日のこいものお洋服は、この色に近いです。
萼片の毛が特徴ですね。
ムラサキオオツユクサですか・・・。
過去に見たような・・・そんな気がします。
葉も何もかもが紫の色合いで、一度見たら心に残りますね。
ムラサキツユクサ同様に、野辺に咲いているのがいいですね。
草むらに咲いていても、青紫色は陽射しで色が微妙に変わるので撮りにくいなぁと思うこともしばしばです。
ムラサキオオツユクサの方は、葉も含めてほぼ全体が赤紫。
似た名前が付けられていると間違えます。