![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/36/c6759b84646cc515dc76b8aa182fd527.jpg)
作り物の里山、作り物の自然が幾つも出来ている
里山を作るために、そこに至る道路整備で残っている里山を切り崩している
残されたものにこそ…そう思うけれど今は消えてしまったものを
再生することが必要になってきたのだろう
足りなければ、作り上げてでも残そうとすることが善なのだろう
それでも、ひっそりと残っている場所が脚光を浴びたとたんに
惨憺たる状況になってしまうのは日常茶飯
人はどこまで「自然」を大切にしているのだろうかと考えてしまう
先日、森林植物園で福本さんと話していた時もそうだった
「道が付いてるから、盗りに行くんじゃないと思うけど、悔しいね」
『そうなんやねぇ~、道ついてなくても盗られるものは盗られる…
それでも、根こそぎ言うのはいかんと思いますわ』
「当たり前に広がっていた頃なんか、誰も見向きもせんかったのに…」
『そう、珍しい…なんか言うからやし、どこそこに…とわざわざ知らせるからやね…』
『種だけ持って帰ってくれるとえぇんやけど、根こそぎはいかん…』
と、さすがに悔しさは私の比ではなかった
だから、ハッチョウトンボの生息している場所、つまりはひっそりと残っている湿地は
人知れず残っている場所であってほしい
尾瀬の湿性植物が少しずつ消え、屋久島の植生に変化が出始めているのは物見遊山のせいだ
だから、この場所は物見遊山で訪れる場所では決してない
記事中、トウカイコモウセンゴケが「トウカイモウセンゴケ」になっている。
ハッチョウトンボ 雌
トキソウ
トウカイモウセンゴケ
(2009.06.01 大久保)
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